たけしに流れていた芸人の血 肝っ玉姉さんが明かす北野家の実像
〈ファミリーヒストリー スペシャル〉(NHK総合)

印刷

   北野武のファミリーヒストリーは、ドラマ「たけしくんハイ」で見知ったつもりでいた。父親は飲んだくれのペンキ職人で、母親は「勉強しろ」が口癖の教育ママで、お兄ちゃんは秀才で・・・。ところがこれは北野武が子供として見知っていた北野家の家族のリアルで、実は随分と違っていたというところが非常に面白かった。
   武の母親は北野さきといい、千葉から東京に奉公に来ていた。武が聞かされていたのは、さきは師範学校(?)も出た教員だった。だが、これは大嘘で、実は十代で身内をなくし金持ちの家に奉公に出された。教育を受けていないので裁縫もソロバンも出来ず、奉公人の最下層として年中便所掃除をさせられていたのだという(涙)。
   一方、父方の祖母(父・菊次郎の叔母)は明治時代の娘義太夫で本名は北野うし、彼女は武の家に同居していた。当時の書物にも芸名が書かれる有名な芸人だったらしい。武が母親の勧めで明治大学理工学部に進学するも、結局は中退して(後に知名度で卒業資格をもらう)家出し、浅草芸人の中に飛び込んだのも、この血のなせる業かもしれない。今まで絶対にメディアに出なかった武の姉が、母親の実像や、北野家のさまざまを語った部分はなかなか聞かせた。
   何故なら、この姉なら、どんなに大監督と言われるようになった北野でも、ピシャッとやられるに違いないと思わせる貫禄があったからである。末っ子・たけしには頭が上がらない存在に見えた。(放送2016年12月21日19時半~)

(黄蘭)

採点:1
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

注目情報PR
追悼

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中