眠りが不規則になっている今、睡眠のコツ
『睡眠負債』はご存知だろうか?「年末からお正月で眠りが不規則になっているのが今の時期です。日本人の4割が『睡眠6時間以下』というデータもあり、寝不足が溜まっています。睡眠不足は万病のもと、寝る前にどんなところを気を付けるべきか? 睡眠問題で病院に行くべきかどうかの目安は? 人間にとってとっても大事な『睡眠』についての特集です」と瀬田宙大アナが報告した。(1月4日放送分)
寝るための10の心がけ
日本睡眠改善協議会理事長の白川修一郎氏が、睡眠を取りやすい為の環境と心がけを上げる。「①午前中に日の光を浴びる ②食事の時間は一定にする ③運動は夕方に、散歩もよし ④カフェインは寝る3時間前までに ⑤酒は寝る3時間前までに ⑥寝る2時間前から強い光を避ける ⑦風呂は寝る前30分前に ⑧寝室は18度から26度に保つこと ⑨布団の中でのスマホゲームはご法度 ⑩「寝なきゃあ」と焦るべからず です。
ついでに言えば人間は寝だめは出来ませんし、肌のためには夜10時から朝まで寝るは、定説で効果がありません。運動は朝した方がいいと言われてきましたが、体のためには夕方の方が効果は高いようです。午前10時~12時頃に眠いと思うのなら、日頃の睡眠が足らないと思った方がいいですね」
こういう人は病院に行け
東京医科大学・井上雄一教授が病院で診察するべき睡眠の基準を上げてくれた。
「『30分以上寝付けない人』これは入眠障害の恐れがあります。『夜中に何度も目が覚める』中途覚醒です。『予定より2時間以上早く目覚める』睡眠5時間以下ででなら早期覚醒ですね。また『睡眠時間を十分取っても眠い人』は熟眠障害の可能性があります。目安はこれらの症状が1カ月以上続いたら病院に行くべきです。専門医師は『日本睡眠学会』のホームページで認定医を紹介しています。認定医は全国にいますのでそこを頼って下さい」
(磯G)