2024年 4月 20日 (土)

政治業者と化した国会議員 資産報告書のザル法ぶり、預貯金ゼロでやっていけるのか!

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   国会議員の資産公開など「子供だましのザル法」(新潮)であることは、大方の国民が知っている。国事に奔走して家産を失い残るは井戸と塀ばかりという「井戸塀政治家」などという言葉は、はるか昔に死語になってしまった。

   政治家になるのはカネ儲けができるからだ。儲けたカネを有権者に分からないように隠し、哀れを装ってカネ集めパーティをやり政治資金を寄付してくれと懇願すれば、千万、億というカネが濡れ手で粟と集まってくるのだから、政治家は三日やったらやめられない。

   週刊新潮によると、1月4日に公開された、昨年7月の参院選で当選した121人の資産等報告書の中に、預貯金など(普通預金を除く)が0円と回答したのが半数以上の61人もいたという。

   さらに不動産や有価証券などをあわせた全資産が0円という議員は15人。現職の全参議院議員242人まで広げると約15%の36人が「資産0円」なのだそうだ。

   年間2000万円を超える国会議員歳費と月額100万円の文書通信交通滞在費を、すべて政治活動に注ぎ込んでいる見上げたセンセイ方なのかというと、そうではなくて、抜け道を使って資産隠しをしているのである。

   元SPEEDの今井絵理子議員は、感心にも資産総額は9899万円と公開した。だが彼女、自衛隊の那覇基地や米軍嘉手納基地の軍用地を所有していて、そこから収入を得ているというのだ。沖縄出身の政治家が、それはまずいだろう。

   男性問題ばかりが話題になる三原じゅん子議員は「ゼロ回答」だが、事実婚状態だった11歳年下の男を公設第一秘書にすえていた。公私混同と批判されたため私設秘書にして年800万円ほどを払い続けているそうだ。

   現在の夫も入籍するまで公設秘書にして税金で養っていた。 新婚の愛の巣は横浜みなとみらいにあるタワーマンションで、賃貸ながら月額50万円はするというから、セレブな生活であること間違いない。

   民進党の蓮舫代表は預貯金を約551万円と公表したが、目黒区の自宅は報告していない。土地代だけで3億円は下らないという豪邸だそうだが、ここは母親が経営する貿易会社の所有になっているそうだ。

   入籍直後に妻子を捨てたことで話題になった鶴保庸介沖縄北方担当相は、昨年週刊新潮の取材で、和歌山県にあるマンションが資産公開から外れていたことを指摘された。その際「兄に譲渡したもので、所有権移転を怠っていただけ」と弁明したが、今回週刊新潮が資産公開後に確認したところ、名義はまだ鶴保のままだった。

   とまあ、政治家はウソの始まりといわれても致し方ない惨状なのである。神戸学院大学の上脇博之教授が指摘するように、公開すべきは定期預金だけで普通預金や現金も対象外。

   その上、資産を家族やファミリー企業や資産管理会社の名義に移されたら確認のしようがないし、罰則もない。

   いえることは、政治家という商売ほどおいしいものはないということだろう。

NHK職員のネコババ、あっさり認めたモミー

   週刊文春が、受信料をネコババした職員が自殺したことをNHKはひた隠していると報じている。文春によれば、47歳で横浜放送局勤務。手口は、前払いされた受信料が解約されるときは払い戻しをしなくてはいけないが、そのカネを自分の口座に振り込まれるよう操作していた。

   判明しているだけで50万円前後、約200世帯分の受信料を着服していたという。この事実が明らかになったのが昨年の10月。件の人間は呼び出され、厳しく詰問されたようだが、1回目の事情聴取を受けた直後に自殺してしまったのだ。

   その後この事実は一部の幹部にしか知らされず、明らかに懲戒処分に相当するはずなのに、誰一人処分を受けていないという。

   受信料着服という大問題を公表しないのは「視聴者に対する重大な裏切りです」(立教大学の服部孝章名誉教授)

   週刊文春の取材に対して、あの籾井会長はあっさり、そうした事実があったという報告は受けたと認めた。もうすぐクビになるので気が楽になったのだろうか。

   この報道を受けて総務省はNHKに厳重注意の行政処分をしたが、NHKの隠蔽体質はこのぐらいでは直りそうもない。

チリに突撃、週刊新潮の取材力

   ところで、フランス東部、ブザンソンにある大学に留学中だった筑波大生・黒崎愛海(なるみ)さん(21)が行方不明になって5週間が過ぎた。

   犯人は、彼女と交際していたチリ国籍のニコラス・セペダ・コントレラス(26)だといわれているが、チリに戻ったままで身柄は確保されていない。

   そこで週刊新潮がニコラスの足取りを追ってチリのサンチャゴへ飛んだ。さすがである。自宅のあるマンションは超高級地帯にあり、この地区は「貴族」というそうだ。

   父親は大手携帯電話会社の幹部で、母親はそこから約400キロ離れた市役所で働いていたが、昨年12月に突然退職したという。そして12月30日の午前11時頃、クルマで来た父親が、マンションに隠れていたニコラスを連れて行き、母親のいる街で家族と住んでいるといわれる。

   行方不明になっている女子大生はほぼ死んでいる、ニコラスにかけられている嫌疑は単なる殺人ではなく、綿密に用意された「謀殺」である可能性が高いと、ブザンソンの捜査関係者が話している。

   また、レンタカーの位置情報などの解析から、ブザンソン近郊の「ショーの森」を移動していることが判明していて、そこを捜索しているようだが、約2万ヘクタールもあり、すでに雪が積もり始めていて難航しているという。

   ニコラスという人間は真面目で、父親も教育熱心だと、近所では評判らしい。2人の間で何があったのか。フランス側からチリに対して、ニコラスの身柄引き渡しを前提とした拘束は求められていないという。

   こうした事件取材ものがほとんどの週刊誌から消えてしまったが、新聞、テレビとひと味違う週刊誌の事件記事をもっと読みたいものである。

ジャニーズ帝国の視界不透明

   週刊文春は嵐の松本潤とAV女優の葵つかさとの「密愛」を先週やったが、そのため翌12月29日の紅白歌合戦リハーサルでの嵐の囲み取材は厳戒態勢だったようだ。

   松潤の表情は堅かったそうだが、もっと可哀相なのは葵のほうで、事務所の社長が、「いま、彼女は人前に出られるような精神状態ではありません」と話している。

   SMAP解散騒動から松潤のスキャンダル、週刊新潮が報じた「SMAP元マネが事務所を懲戒解雇 リベート要求の不正行為で」など、ジャニーズ事務所には暗雲が漂い、先行きは視界不良である。

   今年は「帝国崩壊」があるかもしれない。

歌詞失念し土下座したジュリー

   ジュリーといわれる沢田研二も68になる。正月恒例のライブをNHKホールで開催したが、中盤で「Pray~神の与え賜いし」という曲を始めた途端、「忘れちゃった」と演奏をストップさせたと週刊新潮が報じている。

   それから再び歌い出し、最後はスポットライトを浴びながら観客席に土下座をしたという。

   歌手が歌詞を忘れることは結構多くて、紅白歌合戦でも細川たかし、北島三郎、矢沢永吉なども忘れたことがあるそうだから、ジュリーが認知症になったのではない。

   私が覚えているのは、ノンフィクション・ライターの本田靖春さんと美空ひばりを取材していたときのことである。

   美空の控え室にいたのだが、あの美空が懸命に歌詞を忘れないよう復唱している姿を見たことがある。

   日本語はもちろん、知らない外国語も一度聞いただけで覚えてしまうといわれる美空なのに、たしかコマ劇場だったと思うが、大舞台に立つ直前まで、真剣に声に出して忘れていないかをチェックしていた。

   エルビス・プレスリーのライブ映画『エルビス・オン・ステージ』でも、リハーサルでエルビスが歌詞を忘れていないか心配しているシーンがあったと思うが、どんな大歌手でも、本番前は緊張するのである。

小池新党から何人当選?

   さて、この夏に行われる都議選最大の話題は、小池新党から何人立候補させ、どれぐらい当選してくるかであろう。

   週刊文春によれば、都議会自民党を脱藩した3人のほか、政治塾に参加している元テレビ朝日アナウンサーの龍円愛梨、故・鳩山邦夫の長男・太郎元都議などが候補に挙がっているという。

   その前哨戦として2月5日の千代田区長選があり、小池都知事寄りの現職に、どうやら与謝野馨元財務相の甥・与謝野信が出馬に意欲を見せているそうだ。

   小池と内田茂の代理戦争だが、どうなるか。小池塾からも候補を選ぶため、1月7日に筆記試験が行われ1600人の塾生が押しかけたそうだ。

   だが、試験は意外に難しかったと新潮が報じている。たとえば「地方議会の二元代表制について」「都政改革のテーマを予算も合わせて論じよ」など、現職でも難しいのではないか。

   だがこうした論文で篩いにかけられるのか。新潮のいうように「蓋を開けてみれば、やっぱり有名人と現職議員が選ばれていたというのが、この手のパフォーマンスのオチである」ということにならないか。

都合のいい女、マギー

   最後にフライデーから。人気モデルでタレントのマギーが、パンクバンドの『Hi‐STANDARD』の横山健と熱愛していると報じている。

   私はどちらも知らないが、マギーが24,横山が47という年の差と、横山のほうは既婚者という「不倫」関係が、フライデー読者には受けるのだろうか。

   マギーはロックバンド「オレンジレンジ」のYAMATOと付き合っていたが、音楽番組で知り合い、横山のほうから「好きだ」と猛アタックをかけたそうだ。

   マギーは萬田久子を理想としているそうで、常々「人生一回きりじゃん。自分の好きなように生きたほうがいいと思う」といっているそうだ。

   こういう女は、男にとって「都合のいい女」だということがわからないのだろう。

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