草彅の頭脳ワル役に凄みあり! 海外ロケのアクション、ド迫力
〈嘘の戦争 第1回〉(フジテレビ系 関西テレビ制作)

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   いきなりタイでのロケシーンがド迫力。現地スタッフやエキストラが174人も出たそうで移動カメラも素晴らしい。昔は千葉陽一、今は一ノ瀬浩一(草彅剛)という名の詐欺師が、日本人旅行者を騙す場面から始まる。一ノ瀬は30年前、父、母、弟を殺されて1人だけ9歳で残された過酷な過去を持つ。男たちの賊について証言しても警察に「嘘つき」と取り合ってもらえず本物の嘘つきになった。
   草彅剛が主演した「銭の戦争」の亜流かと思ったが全く別の話で、浩一があらゆる頭脳戦を駆使して親の敵に復讐する話である。第1回は左手に痣のあるかつての仇(現在は医大准教授)を見つけ、その黒幕・ニシナコーポレーション会長の仁科興三(市村正親)にたどり着くまでが描かれる。長男の仁科晃(安田顕)は凡庸で一ノ瀬はまんまと取り入る。腹違いの次男・隆(藤木直人)は手ごわい切れ者で、一ノ瀬の「ハーバート大学卒」の経歴も疑ったが、ちゃんと一ノ瀬の名前があってようやくパス。娘の救急病院女医・楓(山本美月)とは既に顔見知りになった。少々万事がうまく行き過ぎ。
   草彅剛あってのドラマだ。彼はかつて「僕の生きる道」など一連のお人よし役でも成功したが、「戦争」ものでの眼光鋭い頭脳ワル役でも、旧SMAP3人の中で抜きんでている。今期は木村拓哉の医者ものとの大決戦! 助演の女詐欺師、十倉ハルカ(水原希子)のバタ臭さと対照的に、日本的ヤクザ風情があって面白いコンビである。(放送2017年1月10日21時~)

(黄蘭)

採点:1.5
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