トロすぎる設定に唖然 いまどきの採用・就活事情を勉強せよ! 前田敦子の演技、救い
〈就活家族~きっと、うまくいく~第1回〉(テレビ朝日系)

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   大企業の人事部長で人格温厚、役員昇格寸前だった富川洋輔(三浦友和)は、美人で教師の妻・水希(黒木瞳)と長女・栞(前田敦子)と就活中の長男・光(工藤阿須加)の4人家族で幸せに暮らしていた。ところが、面接で生意気な態度なので落とした男が取引先銀行マンの御曹司とわかり、上司には怒鳴られ、運命が暗転する。
   「岸辺のアルバム」以来定番の、幸せ家族の崩壊と再生もの。日刊ゲンダイのコラムで褒められていたが筆者には異論がある。1つ。人事部長は新規採用にはあらゆる手を使って対象を調べ上げる。まして取引先のお偉いさんの息子など、最も神経を使ってリストアップしてあるはずだ。落としてから大慌てなんてバカか。就活生に土下座など卑屈な応対はありえねえ。2つ。光が就活失敗に焦って、怪しげな就活塾の餌食になりそうなくだりは、これまたバカか。
   今時の大学生はネットという只の情報を調べて耳年増である。大金を巻き上げられそうな就活塾なんかすぐにアンチ組織としてニュースが巡る。光が如何に三流大学の学生だったとしても、焦っている人間ほどネット情報を頼りにするはずであり、簡単に引っかかるとは思えない。1つだけ見どころがあるとすれば、「Q10」の頃、箸にも棒にもかからなかった前田敦子の大根ぶりが、少し上達して演技ができるようになったことだ。黒木瞳はいかにも国語教師らしいし、実生活の母親経験で立ち居振る舞いにリアリティがある。(放送2017年1月12日21時~)

(黄蘭)

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