2024年 4月 20日 (土)

長すぎるテレビ業界の会議 他業界15分会議の会社は凄かった!!

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   会議の時間って、会社や業種によってどのぐらい違うのでしょうか。集中力が持続する限界と言われている2時間でしょうか?それとも、4時間?ごくたまにテレビ業界では大型特番ともなると10時間会議、なんてこともチラホラ聞いたりします。半日近く費やす会議も驚きですが、その逆もしかり。先日、ゲーム関係のベンチャー企業の方の話に驚愕してしまいました。彼の会社では会議は15分、最長30分という決まりがあるんだそうです。

   えっ?今なんとおっしゃいましたかな。思わず聞き返さずにはおられません。15分!?それって、会議が始まる前のアイドリングトークタイムじゃないっすか。15分で議題について話あって、解決策まで到達できるなんて、よっぽどみんな早口で喋っとんのか!とツッコミたくもなります。なんでもその会社では、15分会議を次々といろいろなセクションの社員とやっていくそうです。まるで48村の秋元大先生の仕事スタイルじゃないっすか。

   1日中社内のあちこちで繰り返される短い会議。そのため、会議も立ちながらで行われるという、これじゃただの立ち話じゃないの?と再びツッコミたくなるようなスタイル。この会議形式、やはり長時間会議は非効率だということから採用されたようです。

会議前の準備とその後が大変だった

   とはいえ、15分会議を成立させるためには大変なそうでして。会議前、出席者は解決策をメール連絡することが義務。既読状態を前提にして、改善・解決ポイントが連絡事項のように伝えられるのが、こちらの会社で言う会議なんだそうです。要は会議でのプレゼンタイムがないので先に済ませておかなくてはいけない。当然、会議よりも準備に時間をより費やすことになります。そして恐ろしいことがもうひとつ。社内で行われた全ての会議の議事録が全社員にメールで送られてくるそうです。誰がどんな発言をしたか共有されるとなると、社内の風通しはすんばらしくいいかもしれません。けれど、誰がどんなアイディアを出しているのかも気になってしまう人は、ハラハラドキドキしてしまうでしょう。同じことを考えていたのに先を越された、よりいいアイディアを出されたと気づいた時の挽回策を練るなんて、二度手間になってしまいそうじゃないですか。小心者の身にはとっても耐えられそうにない会議システムです。

   聞けば、当然ペーパーレスなのでエコかつ経済的!出席者の資料を読み込んで理解した上でないと、会議には参加する権利すらナイ。読んでいませんでした状態の者は叱責されて居場所を失いそうになりそうで、とにかく恐怖心しかありません。ただ、こちらの会社さん最近ものすごく景気がいいそうですよ。短い会議が功を奏しているのかもしれませんね。

   それにひきかえ、テレビ番組の会議の長さはどうにも短くなりそうにありません。未だに時間を区切らずにダラダラやる、それが会議というものだ!という意識の方も多いですし。彼らの言い分は、資料だけ提出して会議欠席する輩なんてとんでもない!という感じでしょうね。後は、ソロソロと申し訳なさそうに途中退席していく輩も嫌いだろうなぁ。でも、それは長時間会議すぎるからそういうことになってしまうワケなのをどの程度認識されていらっしゃるのか疑問です。社員だけで行われるワケではないテレビ番組の長すぎる会議は、他社の仕事も手掛けるスタッフには大打撃。拘束時間の弊害がビジネスにも出てきてしまったら、たまったもんじゃありません。結果として、長時間会議に耐えられる暇なスタッフしか残らなくなってしまう悪循環を生む元凶であるのになぁ。と、長時間会議に出ながらも集中力が切れて15分会議の会社にボンヤリと思いを馳せるのでした。

モジョっこ

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