音楽テーマなら楽器演奏もっと大事に! 楽しみは一癖ありげな展開
〈カルテット 第1回、第2回〉(TBS系)

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   「Mother」や「それでも、生きてゆく」などの作品で鮮烈な印象を与えた坂本裕二の脚本であるから、期待しないわけにはいかない。が、2回まで見たところではいささか期待外れ。何より弦楽カルテットの話なのに、軽井沢の別荘を提供している音楽一家出身の別府司(松田龍平=第2バイオリン)でさえ、ボーイング(弦楽器における弓の運弓)がめちゃくちゃ。もっとちゃんと指導しろ。

   30代の4人が冬の軽井沢で共同生活をしながら、オファーがあると出かけて行って演奏する。第1Vは巻真紀(松たか子)で、結婚しているが夫は失踪中、彼女に殺人の疑いもかけられている。第2Vは別府、ビオラは家森諭高(高橋一生)、チェロはここに住み着いている世吹すずめ(満島ひかり)で、彼女は真紀の姑から探ってくれとスパイを頼まれていて、眠ったふりして司と真紀の話まで聞く。

   まだまだ核心に触れる物語は動き出していないが、サラリーマンの別府が同僚の結婚直前女と、酔っぱらったふりしてヤッテしまうくだりなど、徐々に人間関係の謎がほぐれ始めている。

   それにしても、5年も連ドラに出なかった松たか子が老けたなあ。ドラマの案内では4人とも30代の設定なのに、松たか子演じる真紀はどう見ても50代寸前の中年に見える。顔の法令線が深く刻まれていてババぁ臭い。解像度の高いテレビカメラは怖い。サスペンスに行くのか、ドロドロに行くのか、一癖あって楽しみは楽しみ。(放送2017年1月24日22時~)

(黄蘭)

採点:0.5
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