石原元知事、参考人招致に「喜んで応じる」 一方で「都庁の責任」強調も

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   不透明な豊洲市場用地の取得をめぐって、都議会が石原慎太郎・元知事らの参考人招致を決めたことを受けて、石原氏は昨日(2017年2月8日)、「喜んで応じる」と表明した。早ければ月内にも実現するとみられるが、役人任せだったということにもなりかねない。

   豊洲用地をめぐる最大の問題は、東京ガス工場の残存有毒物質による汚染が確認された土地をなぜ購入したのかだ。汚染処理もいつの時点からか、東京ガスから都に変わり、取得後に大規模な対策が行われた。しかし、先ごろ発表された調査では、基準値を二桁も上回るベンゼンが検出されて、再調査が行われている。築地からの移転は当分出来ない状況だ。

   小池知事は先週、「(取得時の知事だった)石原氏に聞きたいが、逃げている。石原さんらしくない」などと語っていた。また、都議会の特別委員会はおととい(7日)、購入の経緯や理由を明確にするため、決定した石原知事(当時)と交渉に当たった濱渦武生・副知事(同)らを参考人として呼ぶことを決めた。

   これを受けて石原氏は、「小池知事とサシで話したらいいんだ、公開で」と言っていたが、昨日はさらに「(議会の参考人招致に)喜んで応じる」と話した。「俺は逃げ回るというのが一番嫌いな人間なんだよ。絶好の機会だから、知ってることも全部話します。困る人が出るかもしれないが、こっちも困ってるんだから」

土地購入「「指示したのは石原さん」と元副知事

   また、濱渦氏はテレビで、「指示したのは石原さん、指示があって私が仕事をした。知らないということはない」と話していた。

   石原氏も「(最終決定は)私です。審議の末に(都の)幹部が来て、議会も承認してくれましたから、裁可願いたいと。『汚染の問題は大丈夫かね』『今の技術なら大丈夫です』というので、課長さんがハンコを押したわけだ」と「都庁の責任」を強調した。

   「大事な話は全部、参考人で話しますから、期待していてください」と言ったが、口ぶりではどうやら、役人の上に乗っかっていたことがわかるのがせいぜいとも見える。

   石原氏が参考人を受けたことを、政治アナリストの伊藤敦夫氏は、「都議会が自民党まで含めて参考人招致を了解してしまって、これはもう逃げられないという判断」という。ただ、「(参考人は)強制力もない、偽証罪も適用されないから、明確な回答をしなくても追及はされない」

   都議会だって承認しているんだから、ドンを呼んだほうが話が早いかもしれない。

文   ヤンヤン
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