ウエットな世界に歌唱力追いつかず 司会・谷原章介の起用に疑問
〈うたコン 阿久悠特集〉(NHK総合)

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   NHKの歌番組の7不思議の1つ。近頃やたらに市川由紀乃と三山ひろしと水森かおりが出る。今回も市川と三山がまた登場。意図的に紅白にも出させた。それが証拠に、紅白に当選した時に、夕刊紙にでっかく、「市川由紀乃って誰?」と書かれたのだ。それぐらい他では認知されていないのに、なんでNHKでは出まくるのか。
   今回は作詞家・阿久悠の特集で、彼が生前、「歌詞に時代を反映させなければならない」という風なことを言っている映像が出た。筆者は阿久悠を独特の才能の持ち主だったと認めているが、彼の詩は古い言葉でいえばウエットで、日本的泣き節だったから、今のサウンド中心で意味不明な歌が流行る時代にはレトロ感が漂う。よほど歌唱力がないと歌が死ぬ。今回の出場歌手にも下手くそが多かった。
   ピンク・レディーの持ち歌、「UFO」や「サウスポー」などを振付つきで歌った渡辺麻友と柏木由紀は音程が下がりっぱなし。世間では歌上手とされている岩崎宏美も、元々鼻濁音ができない上に、年を取って声が出なくなった。むしろ、歌手専門でない西田敏行や「宇宙戦艦ヤマト」の一曲居士であるささきいさお等の方に味があった。
   以前も書いたように、民放の司会屋・谷原章介はどこがいいんだかさっぱりわからず、橋本奈穂子アナウンサーのしっかりしたサポートがなければ成り立たない。自局に優秀な人材が一杯いるのになんで谷原なのだ。ニュース番組にやらないで青井実を連れてこい!(放送2017年2月7日19時30分~)

(黄蘭)

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