「反トランプ集会」と化したグラミー賞授賞式 小売りでも不買広がる動き

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   トランプ大統領が乱発した大統領令に対する反発はますます強くなっている。日曜日(2017年2月12日)にロサンゼルスで行われたグラミー賞の授賞式では、プレゼンターのジェニファー・ロペスさんが「今こそアーティストの出番です。絶望、同情、沈黙し恐れている場合ではありません。今ほど私たちの声が必要とされている時代はないのです」と語り、喝采を浴びた。

   また、マイケル・ジャクソンさんの娘、パリス・ジャクソンさんは、トランプ大統領が工事の再開を指示した「ダコタ・パイプライン」について、「この会場の熱気が、パイプラインの抗議活動にも必要です」とぶった。舞台は反トランプ集会の態を示し、「レジスト(抵抗だ)」の声に会場がこぞって拍手を送っていた。

   一方メキシコでは12日、これまでで最大の約2万人の反トランプデモが行われた。無論、国境の壁への反発だ。「(トランプは)世界の敵」というプラカード。「壁はメキシコ人への侮辱だ」「壁は家族をバラバラにする」「トランプの政策は人種差別や孤立主義を悪化させる」

「シアーズ」がトランプ・ブランド家具のネット販売やめる

   思わぬ「反トランプ」も伝えられた。米の小売り大手「シアーズ」が、「トランプ・ホーム」ブランドの家具のネット販売を取りやめると発表した。理由は、「販売低迷による商品見直し」としているが、今月初めに、大手百貨店のノードストロムが、トランプ氏の長女イヴァンカさんのブランドの取り扱いを中止したと発表したばかり。トランプ一家への不買運動とも言われている。

   こんな中、トランプ氏との蜜月を過ごした安倍首相が昨日(13日)帰国した。早速野党民進党の野田佳彦幹事長が、「蜜月関係ばかりが強調されていたが、今後厳しい要求が出てきた時にきちっとものが言えるのかどうか」と懸念を表明した。「メルケル首相とかメイ首相は毅然としてものを言ってる。日本はスネ夫(ドラえもんのキャラ)になった」とも。

カナダ大統領は会談で違い強調

   そこへ最新のニュースで、米・カナダ首脳会談の会見が飛び込んできた。トランプ大統領は「北米自由貿易協定(NAFTA)」の微調整をすると述べたが、カナダのトルドー首相は、「両国の何百万もの雇用は、商品・サービス・人の円滑な国境往来による」とNAFTAの意義を強調した。

   大統領はまた、移民・難民政策は「選挙戦で行ったことを実行しているだけ。人々が望んでいるからだ」と述べたが、トルドー首相は、「安全を損なわないようにしながら、寛容な政策を続ける」と、考えの違いを隠さなかった。

文   ヤンヤン
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