政府広報に堕ちたNHKニュース 批判気にした安倍首相をヨイショ
〈ニュースウォッチ9〉(NHK総合)

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   アメリカのトランプ新大統領にチヤホヤもてなされて上機嫌の安倍晋三首相が生出演した。つい先ほど羽田についたばかりなのに、もうテレビ生出演とはご苦労さんなことだ。左の端には政治部の名物女・岩田記者が座り、真ん中がアナウンサーの鈴木奈穂子とMCの河野憲治、右の端が安倍晋三。「トランプ大統領とは率直な考え方などざっくばらんな話が出来た。どこの国とは言えないが他国の話もした。たとえばプーチンは約束を守る人。中身は話せないが、お互い理解することが大事だと」など、首相は得意満面である。
   途中でNHKが実施した世論調査の結果を示し、支持するが58%にも上がったとMCたちがヨイショする。「経済では自動車については何も言及がなかった」と安倍。要するに既に報道されていることばかりを改めて本人から話させただけだった。岩田も河野も、安倍トランプ会談の直前に、中国の習近平と電話会談をやった件など、苦いことでは全く突っ込まず。NW9は政府の広報局かPR番組か。
   政府にぶら下がって腰巾着のようにブリーフィングを垂れ流している同局の政治記者より、こういう場合は外部のジャーナリストや評論家を質問者として座らせるべきではないのか。そうでなければ、政府の意向のままに勝手に都合のいいことを喋らせるだけで、どこが報道と言えるのか。この場面を設定させたことは、つまり、安倍もトランプべったり批判を大いに気にしていたということだ。(放送2017年2月13日21時~)

(黄蘭)

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