女性主人公「大河」で成功の予感 柴咲の目力に女城主の存在感
〈おんな城主 直虎 第6回 初恋の別れ道〉(NHK総合)

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   第1回を取り上げたばかりだが、ようやく大人の主演陣3人が揃ったのでもう1度取り上げる。戻ってきた許婚の亀之丞―改め・井伊直親(三浦春馬)が次郎法師(柴咲コウ)の還俗を迫ると、井伊家の筆頭家老でもある鶴丸―改め・小野政次(高橋一生)が、今川の太守様(義元)のお許しを得なければだめだろうと進言する。
   それだけでなく難題がさまざまあって、簡単には一緒になれないと思った直親が、次郎法師に川へ飛び込んで自殺したように見せかけ、遠くに逃げようと提案するが次郎は応じない。結局、2人の恋は実らず、直親は別の姫と結婚する。この時代はお家第1だったので、こんなこともありか。それにしては直親があっけらカーンだナ。
   次郎が僧侶にしては肌メイクばっちりで違和感があるが、柴咲は合格。目力の強い、後のおんな城主を想像させる存在感がある。直親役の三浦春馬は相変わらず爽やか笑顔の好青年ぶりだが、10年間も隠れ住んだ苦労が微塵もにじみ出ていなくて、少々物足りない。三浦に比べて政次役の高橋一生は、屈折した父親譲りの表裏のある人物である故か、おとわを思いながら、身分の違いや立場の違いから本音を言えない青年の切なさを伺わせる儲け役にぴったりだ。
   戦国時代、大国に囲まれた小国の生き難さが細やかに描かれれば、昨年の「真田丸」を除いて、女が主人公で失敗作続きだった大河ドラマの久々の期待作になるかもしれない。(放送2017年2月12日20時~)

(黄蘭)

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