〈真夜中のプリンス〉(テレビ朝日)
「ジャニーズJr.」頭一つ抜けた岸優太!バラエティー向け賑やかしキャラ

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   ディズニーランド×美少年。これが嫌いな女子なんているのと喧嘩を売る構えすら感じるテーマ選びに、清々しさを感じます。デビュー前のジャニーズJr.がイマドキ男子代表として、先輩芸能人の指導を受けながら立派な芸能人を目指す体験型バラエティで、今回のテーマはディズニーランドデートでの完璧なエスコートを体得すること。ディズニーマスターことFUJIWARA・藤本と、乙女代表のフォーリンラブ・バービーに連れられ、パーク内をめぐるジャニーズJr.たちだった。

   最新の女子ウケグルメやお得な裏情報の紹介といった情報番組の要素は、時折挟まれるバービーの「胸キュンクイズ」などの小コーナーを次々進めていくために、全体にテンポが良く観やすいつくり。さらに、コーナー内のクイズは藤本とバービーがしっかり仕切るので、進行役不在のエアポケットのような時間帯も生じない。

   とはいえ、安定の立てつけだからこそ、逆に気になったのが、演者としてのジャニーズJr.の力量だった。二十歳前後という年齢構成からしても、ジャニーズ歴も長く、手練れたはずだが、全体的に元気がない。もちろん、棒立ちということはないものの、ガヤが半端だったり、回答権を奪い合うガッツキ感が薄かったり、なんとなくハングリー精神に欠ける印象をうけた。とにかく明るく騒いだり、あからさまに司会にたてつくという態度をとったり、わかりやすい「キャラ」を立てるだけでも、いじりやすくなるものなのに......うーん、惜しい。

気がきいたリアクション

   そんな中で、ひとり気を吐いていたのが、グーフィーの帽子を頭にのせた岸優太だった。藤本が何かいえば「まじっすか!」とすかさず相づちを打ち、「ディズニーに来たらまずお土産を買うべし」との情報には「通って感じですね!」と驚き&共感の合わせ技を返す。

   バービーの「胸キュンクイズ」に必ず手を上げるだけでなく、正解を狙う他メンバーとは路線を変え、「ちょいブサポンコツキャラ」を貫いた。グルメ紹介でも、他メンバーが自分に向けてハンバーガーの箱を開ける中、岸だけが引きの画を意識して、カメラに向かって箱をオープン。あれ、この子......気が利くじゃん!!

   おっとりした素のリアクションが常に悪いわけではないし、あんまり大げさすぎると、今度はすべてが嘘っぽくなる。でも、あまりに反応が薄いと、視聴者の興味を惹くことすらできない。「お得ですね!」「知らなかった!」「こんな楽しみ方が!」という定型文の返しは、一般教養として出来てほしいところ。アイドルとしてのパフォーマンスは知らないけれど、バラエティ適性という意味では、岸が1馬身のリードという印象だった。(2月18日深夜1時30分)

ばんぶぅ

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