「安倍首相頑張れ」は「褒め殺し」? 教育基本法が禁じる「政治活動」と野党追及

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   大阪の学校法人「森友学園」の追求が止まらない。昨日(2017年2月27日)の国会では、経営する幼稚園の運動会で園児が、「安倍首相頑張れ」などと叫んでいる映像が流れ、安倍首相も「褒め殺し」状態。さらに市価の7分の1での国有地を払い下げた財務省。小学校を認可した大阪府。「適正」だったかどうかだ。

   問題の土地は、豊中市の「瑞穂の国記念小学院」の敷地。同学園が4月開校を目指して建設中だが、近畿財務局は、市価で9億3400万円の土地を「ゴミ処理費用」8億1900万円を値引きして売り渡した。本当に8億もかけてゴミ処理をしたのか。業者が「校庭に埋め戻してある」と証言したので大騒ぎ。学園は「仮置きだ」と、これから撤去する話になっている。

   さらに、安倍首相の昭恵夫人がこの小学校の名誉校長になっていたので、話がややこしくなった。夫人は「素晴らしい学校だ」と言っていたというのだが、学園が勝手に「安倍晋三記念小学校」の名前で寄付集めをしていたこともわかって、すべてご破算。名誉校長も辞任した。首相は「土地にも経営にも関係ない。報酬も受けとっていない」としている。

運動会で児童に「政治活動」強いる?

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   ところが、学園が経営する大阪市・塚本幼稚園の運動会の映像が持ち込まれた。2015年のものだったが、園児4人が開会式で「宣誓」をした。これがすごい。

「大人の人たちは、日本が他の国々に負けぬよう、尖閣列島、竹島、北方領土を守り、日本を悪者として扱っている中国、韓国が心を改め、歴史教科書で嘘を教えないようお願いいたします」。さらに「安倍首相頑張れ、安倍首相頑張れ」
「安保法制 国会通過 よかったです。日本頑張れ、エイエイオー」

   これが幼稚園の運動会とは。民進党は、教育基本法が禁止している「政治活動」に当たるとして、「こう言う幼稚園を認めていいのか」(民進・大西健介氏)とただした。安倍首相は「頑張れといってもらいたいとは思っていない。適切ではないと思っている」と。後ろで麻生財務省が笑っていた。

   松野・文科相は、「大阪府が判断し、適切に指導を行う。幼稚園に事実確認をしていると聞いており、注視している」と答弁した。確かに認可は知事の権限だ。が、この件では、府の認可、補助金支給で、きな臭い噂がある。

   すでに欧米のメディアはこの事件を、「安倍と夫人は超国家主義的な学校との関係で追い詰められている」などと伝えている。幼稚園で「教育勅語」を暗唱している話も伝わっている。幼稚園の保護者は、「年中くらいになるとわかってくるので、中国人、韓国人を嫌いになりだす」と影響を認める。

   土地払い下げの経緯を示す記録は「廃棄」されて「ありません」(財務省)。手続きは「適正で、再調査の必要を認めない」(麻生財務省)としている。結局「会計検査院の調査に委ねる」(首相)ということで、政府は突っぱねている。

   司会の夏目三久「幼稚園の児童の宣誓を、野党は政治活動だと追求している」

   コメンテーターの龍崎孝(流通経済大学教授)「VTRを見ると、確かに違和感を感じますね。教育基本法は、特定の政党を支持、または反対のための政治教育、政治活動を禁じてます。安倍首相頑張れ、安保法制についての部分はそれにあたる。この子たちが自発的に言っているのなら問題ないが、幼稚園児が言うはずはない。正していく必要がある」

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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