2024年 4月 24日 (水)

教育基本法無視した「森友学園」幼稚園の教育 「日本を悪者として扱う中国や韓国が心を改め...」と叫ぶ園児

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   国有地を異例の大幅値引きで買った大阪市の学校法人「森友学園」の問題にからんで、幼稚園児が領土問題や安保法制をとり上げ「安倍首相がんばれ」を連呼していた。幼児の自発的意思であるはずもなく、政治色を禁じた教育基本法の露骨な違反行為が行われていた。その学園に安倍首相の夫人・昭恵さんがなぜか関わっていた。

   おととしの幼稚園運動会では、園児4人が宣誓式で「日本を悪者として扱う中国や韓国が心を改め、歴史教育でウソを教えないようにお願いいたします」と声をそろえて、政治団体の街頭宣伝のようなことを言っていた。さらに「安倍首相頑張れ、安倍首相頑張れ、安保法制が国会を通過してよかったです」とまでやり、最後は全員で「日本頑張れエイエイオイー」と雄叫びをあげた。

   番組で教育評論家の石川幸夫さんは「教育委基本法では特定政党の支持や政治活動の指導をしてはならないことになっていて、そこが一番の問題です」「政治的臭いの強い刷り込みがあり、法に触れる」と指摘した。

「明恵夫人は涙を流されていた」と理事長

   問題の土地は森友学園が小学校を建設する予定地で、その名誉校長に昭恵夫人がなっていた。昭恵さんは学園で講演も行い、保護者向けの新聞にもその模様が載った。ホームページでも「日本人としてのプライドや勇気が花開き、日本のリーダーとして活躍されることを期待したい」などと賛辞を寄せていた。問題が発覚した後、名誉校長は辞任し、ホームページも先週24日(2017年2月)に削除された。なぜそうしたかを記者の問われても、昭恵さんは一切答えていない。

   森友学園の籠池泰典理事長は「昭恵さんは幼稚園に来られて(教育内容に)涙を流されていた。ふさわしい方だから名誉校長になってもらった」と話す。

   司会の加藤浩次「こういう教育の現場があるのかなあ」

   あっていいわけないだろう。放置しておけば、教育基本法など吹っ飛んでしまう。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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