テレ朝春ドラマ「サヨナラ、きりたんぽ」 阿部定モチーフのタイトルに秋田県から怒りの声

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   テレビ朝日が4月(2017年)から放送を予定していた渡辺麻友主演のドラマ「サヨナラ、きりたんぽ」に、秋田県がドラマタイトルを見直すよう抗議している。このドラマは、婚活女性がダメ男を成敗する物語で、1936年に起きた"阿部定事件"をモチーフとしたもの。県の特産品であるきりたんぽが男性の下腹部をイメージさせるタイトルに、県民からの怒りの声が多数寄せられたという。

   取材した秋田県民たちも口々に「県を代表する食べ物、腹立たしい」「県民食なのでショックです」「イメージダウンするのは残念」と怒りのコメント。テレビ局に抗議した秋田県では観光文化スポーツ部あきたびじょん室の成田光明室長が「止めてほしいと思う」。きりたんぽを提供する老舗料亭「濱乃家」の3代目主人・竹島和憲さんは「非常に腹立たしい。お座敷でもこの問題は"秋田県をバカにしている"と話題になっていた」と語った。さらにきりたんぽ発祥の地・鹿角市のきりたんぽ協議会も「非常に不愉快です」とコメント。

8年前にもキャラクター商品、販売中止に

加藤:コメディならありうる

   実は2008年にも秋田県の企業が企画した、きりたんぽと男性の下腹部を組み合わせたネーミングのキャラクター商品に批判が殺到して販売中止になっており、秋田県民は「またか」という思いを強くしているという。

   秋田県民全体を敵に回してしまった形のテレビ朝日は「ご不快な思いをさせて申し訳ない」と謝罪し、ドラマタイトルの変更を決定。放送開始予定日が迫っている中、現時点でもタイトル未定のままだ。

   司会の近藤春菜は「インパクトあるのでこういうタイトルにしたんだろうと思いますが、秋田の方からしたら不快だろうなと」、加藤浩次は「作り手側としてもきりたんぽのイメージを損ねようとは思っていないと思うんですけどね」と作り手側の思いを代弁したが、コメンテーターで女優の本上まなみは「センスの問題で私は好きじゃない」と一刀両断したうえで、「このネーミングが不快にさせるイメージがあると、社内で突っ込む人はいなかったのか」と作り手側の不注意を指摘。編集者の山本由樹も「深夜番組なら許されるのではとノリでつけてしまったのではないか」と、作り手の不用意さを指摘した。

   それでも司会の加藤は「ストーリーがわかってないから何ともいえないが、コメディだったらこのタイトルもありうるのでは?」と作り手サイドに立つが、菊地幸夫弁護士は「年中きりたんぽを食べているような主人公なら問題ないかもしれないですけどね」とやんわりと加藤の発言を否定した。

   果たして、テレビ朝日はこのドラマのタイトルをどのように変更するのかが興味深い。

文   バルバス | 似顔絵 池田マコト
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