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稲田防衛相「記憶になかった」37回繰り返し弁明 森友学園側の代理人で法廷に立っていた!

   国有地の超格安取得からさまざまな疑惑が続出する森友学園との関係を稲田朋美防衛大臣が認めた。森友の顧問弁護士になり、民事訴訟の代理人として法廷にも立っていた。「そのような事実はありません。法律相談も一切受けたことがございません」と言っていたのが、新聞報道で法廷に提出した名前入りの資料までが表に出た。保守きっての論客・安倍首相のイチオシともいわれた女性政治家は、一転して「訂正して、おわび」を国会や報道陣の前できのう(2017年3月14日)だけで16回、「記憶になかった」を37回も繰り返した。

   森友学園の籠池泰典理事長が公開した動画の中で「稲田氏とは旧知の仲、議員になる前に顧問弁護士をしてもらった」と語ったのを、稲田氏は「まったくの虚偽」と決めつけてしていたのだが......。

国会答弁「虚偽の意識なかった」と言い訳

   稲田氏は「私の記憶に基づいた答弁で、虚偽の意識はなかった」と、自分の方の虚偽は否定した。籠池理事長との面識はあったそうだが、それも「10年前に失礼なことをされたので関係を絶った」と言い、その内容に触れることは避けた。籠池理事長の方は「2年ほど前に自民党会館でお会いした」と、これも正反対の話をしている。

   稲田氏は1959年生まれの58歳、早大卒業後に弁護士になり、同業の夫と結婚した。2005年の総選挙で初当選した小泉チルドレンの一人だが、安倍首相が「将来の総理候補」というぐらい気に入り議員になって7年の早さで初入閣し、去年(2016年)からは防衛大臣に抜擢されていた。

   司会の加藤浩次「覚えていないから自分は虚偽ではないというのですかねえ。それでしのげると思うのかなあ」