小池都知事の石原氏への反論「なんだかな~」 豊洲か築地か早く決断せよ、都民に丸投げするな!

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   小池都知事が週刊文春で「石原慎太郎のウソを告発する!」と激白している。3月3日に石原が「巌流島に向かう気持ち」で記者会見を行い、10日に発売された文藝春秋4月号に手記を書いたことへの反論という設定である。

   3度読み返してみた。石原の記者会見はたしかに「私は素人」「自分一人の責任ではなく行政全体の責任」「東京ガスとの契約書にサインした覚えがない」など、自分が四期13年も都知事として君臨してきたにも関わらず、責任回避とボケたふり(いや、本当に痴ほうなのかもしれない)をすることに終始し、見苦しいことはなはだしかった。

   だがこの小池の激白も「なんだかな~」という内容でしかない。石原手記には事実と異なる点がいくつかあるとし、その一つが、小池から都知事選の応援を石原に頼んだという箇所だそうだが、当事者にとっては大事な問題かもしれないが、都民にとってはもはやどうでもいいことだ。

   件の記者会見についても小池は、「あそこで『責任は全て私にあります』と言い切っていたら、どれだけ株が上がったことでしょうか」と批判しているが、それを石原に求めるのはハナから無理というものだ。

   東京ガスとの契約書にサインした覚えがないという点に関しては、小池が「大きな金額を決済する時には、きちんと聞きますよ。確認して、説明を受けるのは当たり前のことです」といっているが、その通りだろう。

   石原が再三、「豊洲に移転しないのは小池氏の不作為」で、自身の証人喚問(3月20日)を終えた後、小池への法的措置に踏み切るといっていることについては、「それを言うなら、『築地は古い。狭い、汚い』と言っておきながら、なぜ知事になってから今に至るまで十八年間も放置していたのか。そのことのほうが不作為ではないですか」と反論している。

   豊洲は安全といっておきながら、土壌汚染が次々に発覚して、豊洲移転経費は6000億円を超えてしまっている。「都民のお金が使われているにもかかわらず、コスト感覚がないままに、移転を推進してきたことの裏返しではないでしょうか」(小池)。これももっともだが、もともと豊洲移転は青島時代に始まり、石原、猪瀬、舛添と続いてきたのだから、猪瀬、舛添も喚問する必要があるのではないか。

   小池は、豊洲移転問題が長引いているのは、石原や当時の関係者がいい逃れをして引き延ばしているからで、再調査の結果や、食を扱う市場そのもののあり方の見直し、経営的な問題も考えなくてはいけないからで、「私はずっと総合的な判断で決めると言っています」と主張する。

   しかし、石原や彼の元腹心である浜渦・元副知事の責任を明確にすることと、豊洲か築地かを決断することは別ではないのかと、都民の一人として私は考える。

   小池都知事の頭の中には、都議選挙で小池新党を大勝させることしかないのではないかと、思わざるを得ない。どうだろう。石原や内田茂都議のやったことを暴くのとは別に、5月いっぱいで豊洲か築地かを決断すると表明したら。

   そうした上で都議選に臨めば、都民はその都知事の判断にYESかNOかを選択することができる。豊洲は築地より衛生面では勝っているはずだが、築地という名前も残したい。カネに糸目をつけないのなら、一時豊洲へ移転して、築地を大改装した後に戻すという案が、私はいいと思うが、どちらにしても難問である。都民に丸投げすることだけはやめてほしいものだ。

都議選で小池新党、圧勝の予測

   週刊ポストが7月2日の都議選を予測し、小池新党が呆れるほど圧勝すると読んでいる。

   3人区で自民も民進も落選。8人区で自民がゼロになり、小池新党は最大62議席を獲得するというのだ。自民が最大で31、公明が22だから、一躍小池新党が第一党に躍り出る。

   週刊ポストは、これを境に、国政選挙でも同じことが起こり、安倍一強時代は終わりを告げるというのである。

右翼人脈でつながる小池氏と石原氏

   だが、小池はいまだに自民党であり、それも石原と同じウルトラタカ派である。今はその牙を隠してニコニコしているからわからないが、彼女の仮面の下の顔が暴かれれば、小池の快進撃はどこかで止まること間違いない。

   週刊ポストはさらに小池の父親がどういう人物で、どういう人脈があるのかを追いかけているが、これがおもしろい。

   小池が高校生のころ自宅は兵庫県芦屋にあった。当時、父・小池勇二郎の書生として住み込んでいたのが、後に東京都副知事になる浜渦武生、その時代によく出入りしていたのが内閣官房副長官になる鴻池祥筆であったという。父親は週刊ポストによれば、

   「戦時中、スメラ塾という右翼結社に参加していた勇二郎氏は『第三世界』『民族独立運動』など超国家主義思想に傾斜し、戦後、神戸で貿易商を営んでエジプト、サウジ、クウェートなどアラブ諸国を何度も訪問して各国の大臣クラスに太い人脈を築き、石油の買い付けにも成功する。当時のアラブ世界では名が通った日本人だった」

   政治好きだった父親は、青年作家・石原慎太郎が1968年、参議院選全国区に出馬すると、石原の「日本の新しい世代の会」の関西地区の選挙責任者となった。石原はこの選挙で301万票をとるのだ。その後父親も選挙に出るがあえなく落選。その後事業も傾き、芦屋の家を失う。

   父親は百合子をカイロ大学へ行かせ、自分もカイロに渡って日本料理店「なにわ」を開き、20年以上カイロに住んだ後、帰国して2013年に90歳で亡くなっている。したがって慎太郎とは近しく、右派団体「日本会議」の石原は代表委員であり、小池も国会議員時代に日本会議国会議員懇談会の副会長をしている。

   石原と小池は同じ穴の狢である。案外この2人、裏で話し合っていたりするのかもしれない。

森友学園問題で暗躍した「財務省の三悪人」

   森友学園問題は籠池理事長が辞任しても収まりそうにない。籠池と親しかったのは安倍首相夫妻だけではない。稲田防衛大臣は、自分がこの学園の顧問弁護士をしていたにもかかわらず、知らぬ存ぜぬという虚偽答弁を繰り返し、動かぬ証拠を示されると謝ったが、それで済む話ではない。弁護士資格をはく奪されても致し方ないと思う。とっとと辞任したほうがいい。

   週刊文春は、森友学園に国有地をバカ安で払い下げした「財務省の三悪人」を名指しして責任を問うている。

   この契約時に近畿財務局長を務めていたのが冨永哲夫。だが彼だけの判断でできるわけはなく、国有財産を管理する本省の理財局長が迫田英典。

   この迫田が2015年9月3日に、官邸で安倍首相と会っている。翌日(9月4日)、森友学園の工事を請け負った業者と近畿財務局が面談し、「業者側が、この面談の際に近畿財務局から産廃土の埋め戻しを指示されたと証言しており、違法行為に当たる疑いもあります」(財務省関係者)

   さらにその翌日の9月5日、昭恵は籠池の運営する幼稚園を訪問して名誉会長に就任している。また、売却へと舵を切ったのは、当時の財務省事務次官だった田中一穂だった。迫田は安倍の選挙区の出身、田中は第一次安倍政権で秘書官を務めている。

   先週も触れたが、籠池と親しい鴻池は麻生財務相の腹心である。その麻生が、森友学園だけではなく安倍の刎頚の友がやっている加計学園への便宜供与問題が出てきて、「俺もマズイと思ったんだよ。認可したくなかったんだ」と吹聴していると、週刊文春が報じている。

昭恵夫人が首相の「アッキーレス腱」に

   安倍夫人の昭恵が公人か私人かが話題になっているが、週刊新潮で文科省の関係者が声をひそめてこう語っている。

   「詳細はお伝えしかねますが、愛媛県今治市で大学建設を進める加計学園のことで、昭恵さんから省内にご相談をいただいたことがあるのは確かです」

   そのほかにも安倍家と遠縁の若者がやっている「リビジョン」という一般社団法人に便宜供与したり、彼女の活動の多くは「安倍夫人」という肩書をフルに利用してである。

   これが公人でなくて私人だとは笑わせる。アサヒ芸能は昭恵が安倍の「アッキーレス腱」になるというが、そうかもしれない。

社長批判の怪文書飛び交った「三越伊勢丹」

   ところで、新宿の伊勢丹は、私の家に近いこともあって昔からよく行っている。といっても高級品が多く、目の保養に行くだけだが。

   伊勢丹が三越と一緒になったときは驚いた。店のカラーが違うし、客層も相当違うのではなかったか。

   その大百貨店グループが、カリスマ社長の突然の辞任で揺れている。たしかに中国人の爆買いがなくなり、軒並みデパートの売り上げは落ちているようだが、さらにここは伊勢丹と三越の対立があり、騒動は尾を引きそうだという。

   週刊現代は3月1日に大西洋社長にインタビューしていたが、それが事実上の「遺言」になってしまったと報じている。

   そこでは、自分が「構造改革を進めている」というと、店を閉めるのかとすぐメディアは聞いてくる。「本来メディアというものは、もっと本質論に踏み込むべきだと思うのです」とメディアに対して苦言を呈していたという。

   17年3月期の営業利益は240億円と前年比で3割減だというから、トップ交代は致し方ないであろうが、この交代は社員が知る前に日経新聞にすっぱ抜かれたのだ。

   週刊文春によると、社内では大西社長の経営手腕を批判する怪文書が飛び交っていたという。

   「実績のない社長のマスコミへのスタンドプレーと馬鹿な甘すぎる新規事業の乱発はほとんど大失敗」

   労組からの反発も強く、業績悪化などの責任をすべて大西社長におっかぶせて、石塚邦雄会長が詰め腹を切らせたという見方が多いようだ。

   では今度の社長になるという杉江俊彦とはどんな人物なのか。

   週刊現代によると、頭が切れ嫌味もない人間だそうだが、

   「よくも悪くも非常に『優等生的』な人物。社内でも、『杉江さんが就任らしい』という話題が出ても、『どんなことをしてくれるんだろう』といったわくわくした感じはありません」(同社社員)

   どんな変わり方をするのか、来月でも伊勢丹へ行ってみようか。

ゴールデンレトリバーが野生に戻るとき

   わが家にはもうすぐ17歳になる老犬がいる。ヨタヨタしてはいるが食欲は旺盛で、私が食事をしていると、横に来て「何かくれ」と吠え続ける。目も鼻もバカになってきているから、手で何か上げようとすると、気を付けないと噛まれる。

   私も2度、カミさんも2度、娘は3度噛まれている。そのたびに医者へ行って注射を打ってもらうのだ。体重は8キロの中型犬だから、こちらが気を付けていればいいのだが、ゴールデンレトリバーのような大型犬に噛まれたら大変だろう。

   3月9日の夕刻、東京・八王子で、生後10ヵ月の女児が、祖父母が飼っていたゴールデンレトリバーに頭を噛まれて死亡するという事件が起きた。

   週刊新潮によれば、その家では四匹のレトリバーを飼っていたという。この事件は愛犬家の間で衝撃が走ったそうだ。なぜなら、この犬は「飼いやすい犬」として知られ、性格は「従順で利口で優しく友好的」なことで知られているからだ。

   たしかにレトリバーは盲導犬や高齢者などと触れ合うセラピー犬として知られる。ではなぜ今回、こうした悲劇が起こったのか。

   「本来は感情をコントロールできる犬でも、突発的に攻撃衝動を得る状態というのがある。これは条件が揃えば、どんな犬でも程度の差こそあれ、起こる可能性があるのです」(野村動物病院の野村道之院長)

   赤ちゃんは二足歩行ではなく、四足でハイハイしたりし、時々奇声を上げたりするから、怖がったのではないかという見方があるようだ。

   そうさせないためには、事前に子供の匂いのついたタオルなどの匂いをかがせる「準備」や、万が一のことを考えてケージの中に入れておくことが必要だという。

   いくらかわいい犬でも、一瞬野生に戻ったような瞬間がある。気をつけねば。

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