那須・雪崩事故、1トンの雪の重さで8人圧死した!時速250キロ、家を壊す威力

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   栃木県那須町で山岳訓練中の県立大田原高校の生徒と教師8人の命を奪った雪崩は500キロから1トンの重さがかかることもある、すさまじい破壊力を持っていた。悪天候から登山を中止しながら、なぜ吹雪の斜面でラッセル訓練をしたのか、警察は業務上過失致死の疑いで調べる方針だ。

   司会の加藤浩次「状況が少しずつわかってきました」

   県内7校の登山講習会は2泊3日の予定で、標高1300メートルにある那須温泉ファミリースキー場のゲレンデに張ったテントを拠点に行われた。最終日は近くの茶臼岳に登山する予定をやめ、新雪をかき分けながら進むラッセル訓練に切り換えた。10人前後で5班に分かれ、先頭の第1班が大田原高校だった。訓練開始から10分後に雪崩が発生。古い雪が解けかかったところに積もった新雪が一気に崩れる表層雪崩だったと見られる。

   時速250キロに達することもあり、名古屋大の西村浩一教授によると「家を簡単に破壊し、太い木を根元からなぎ倒す威力がある」と話す。死亡した8人は全員が圧迫による窒息死だった。一番深く埋もれた人で雪下2メートルにいた。1メートルで500キロがのしかかり、身動きできない状態になるという。救出された生徒は「吹雪で、気がつくと雪の壁が目の前にあった」と話した。

集団行動が雪崩引き起こした可能性も

   栃木県教委が「専門家の顧問が訓練可能と判断した」と教師の判断を尊重する構えなのに対し、山岳ガイドの山本篤さんは「場所選定をより慎重に行うべきだったのでは。集団行動が雪崩を引き起こした可能性もある」と指摘する。遭難者が自分の位置を発信できるビーコンという装置を8人は持っていなかった。

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   宮崎哲弥(評論家)「雪崩の予見可能性があったかどうかが問われます」

文   あっちゃん | 似顔絵 池田マコト
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