米・空母「カール・ビンソン」朝鮮海域へ!グーグルに異例の公開、北朝鮮へ牽制

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   米のトランプ大統領は、シリアへのミサイル攻撃に続いて、原子力空母「カール・ビンソン」を朝鮮海域に向かわせた。北朝鮮を牽制するためとみられる。「世界の警察官」はやらないと言っていたトランプ氏だが、「やるときはやる」ことを示した意味は大きいかもしれない。

   カール・ビンソンは先の米韓合同訓練を終えた後、豪へ向かっていたのだが9日(2017年4月)、朝鮮半島付近の西太平洋海域に転進した。

   シリアへのミサイル攻撃も、多分に北朝鮮を意識したのは明らか。対して朝鮮中央テレビは、「主権国家への明白な侵略行為であって、容認できず強く断罪する」。同・外務省も、「核戦力を中枢とする強力な軍事力は、米の破廉恥な戦略を粉砕する」と、勇ましい声明を出していた。

   発端は4日、シリア政府軍が化学兵器を使ったとみられる映像だった。遺体を水で洗っている映像が、米のテレビで流れた。さらに、妻と双子の子供を失って悲嘆にくれる若い父親の映像には、元気だった子供を抱いている姿もあった。

   トランプ大統領は、シリア攻撃に後、「アサド政権の凶悪な行動は許容できない。罪もない人々、女性や赤ん坊まで殺した」と非難して、この映像が判断のもとになったことを示唆した。

米・国家安全保障会議(NSC)の賛否分かれていた

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   が、その決定過程では、政権内部で賛否が分かれたことがわかってきた。国家安全保障会議(NSC)が何度も開かれ、最後は米中首脳会談の行なわれたフロリダで、しかも会談の直前にも開かれていた。

   7日の習近平首席との首脳会談は、予定の最初の会談がキャンセルされ、夕食会から公式行事が始まったのだったが、実はその時間、ミサイル攻撃を最終決定したSNCが開かれていたのだった。

   そして夕食の席で、習首席にミサイル攻撃が行なわれたことが、伝えられたという。中国政府関係者は、「今回の攻撃は、中国に『もっと北朝鮮に圧力をかけろ』と迫ったものと受け止められたという。

   ミサイル攻撃は、英、仏、伊と日本が支持を表明している。

   カール・ビンソンの朝鮮海域への派遣は、別の意味を持つ。同艦はアフガニスタン軍事作戦に参加。2011年のウサマ・ビンラディン氏の遺体を搬送・水葬した船だ。これが朝鮮海域へ向かうというのは、プレゼンス(存在感)を強化させるだけでなく、軍事的にも強力なプレッシャーになる。

   玉川徹(テレビ朝日ディレクター)は、「周囲をイージス艦が護衛しており、相当な国の戦力が丸ごと移ってきたくらいの威力はある」という。

   辺真一氏(コリア・レポート編集長)「北も相当深刻に受け止めているでしょうね」

   横江公美氏(政治アナリスト)「普通、空母の動静は伝えられないが、今回はグーグルにまで載っている。北の核開発などへの牽制だということが明らか」

   米のNBCテレビによると、NSCでは、韓国米軍基地への核の持ち込み、金正恩委員長ら高官の殺害、特殊部隊の上陸などが検討されたという。米が懸念するのは、米本国へ到達可能なICBMの完成だ。これを防ぐためには、「限定的な空爆もあり得る」という見方もある。

   北の外務省は、「力には力で立ち向かう。核戦力を強化してきた我々の選択の正しさを実証している」と言っている。

   羽鳥慎一「アメリカが空爆をして、では北朝鮮はどこへ反撃するか」

   玉川「アメリカは被害を受けない。受けるとすれば韓国と日本。北が全面展開をしないで、本当に終わるんですか」

   辺氏「これで核実験が早まる可能性がある」

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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