2018年 12月 17日 (月)

朝鮮半島の緊張はいつまで続く? トランプの「予測不可能」性が北朝鮮への圧力に

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   アメリカが原子力空母「カール・ビンソン」を日本海に派遣するなど、北朝鮮をめぐる情勢が緊迫している。

   「武力衝突の可能性はどれくらいあるのか」「アメリカの専門家からは武力行使は容易ではないとの発言もあるが、予測不能なトランプ政権の動き、どうご覧になりますか」(武田真一キャスター)

   「戦闘というのは、普通は一回では終わらない。反撃もありますから。そういう意味で、いまアメリカが自分から戦闘を仕掛けて、目的を達成するような準備をしてるとは考えにくい。ただし、北朝鮮側からの動きに耐えられるような有事想定はしてると思います」(番組のスタジオゲストでアメリカの外交・安全保障が専門だという渡部恒雄・笹川平和財団特任研究員)

   さらに、アメリカ側はトランプ大統領の「予測不可能」な点を、北朝鮮や中国への圧力として活用していく構えだという。

   「(トランプが)最後まで冷静にやってくれるかどうかもわからない。それをうまく使って圧力をつくりだそうともしている。トランプ政権のスタッフは『トランプはわからない』ということを切り札にできると思っているし、北朝鮮に対しても、中国に対しても心理的な圧力になっている」(渡部)

次の核実験は止めなければならない

   「アメリカは今後、軍事的圧力を強めていくのか。拳を下ろすタイミングをはかっているのか」(武田)

   「アメリカにとって今までと違うのは、北朝鮮がアメリカ本土に届くICBMを持とうとしてること。これを防ぐには、次の核実験を止めなきゃいけない。その意味で、かなり圧力をかけ続けることは間違いない。とはいえ、制裁という手段に変えようともしている。でも、それは拳を下ろすというよりは、別の拳だ。キチンレースは続くと思います」(渡部)

   「緊張が頂点に達すれば、次は対話を目指すというのが北朝鮮の思惑だと思います。アメリカの脅威が強まれば、中国などに頼って対話を模索する可能性もある」(北朝鮮と周辺国の関係に詳しいという平岩俊司・南山大学教授)

クローズアップ現代+(2017年4月25日放送「緊迫する朝鮮半島 米・中・朝の思惑は?」)

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