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北朝鮮ミサイルで一時停止した東京メトロ 交通機関の判断分かれた対応

   北朝鮮のミサイル発射騒動で東京の地下鉄が一時止まった。おととい4月29日(2017年)午前6時7分、東京メトロの駅や車内に「ミサイル発射の情報が入ったため、運転を見合わせ、安全を確認しております」といったアナウンスが流れた。9路線で電車運行を10分間停止し、1万3000人に影響した。

   ニュースデスクの笠井信輔「こんなアナウンスがあったら、ちょっと緊張しますね」

   この朝5時半ごろ、北朝鮮は内陸部からミサイル1発を発射、高度71キロの北朝鮮国内で空中爆発した。日本中に緊急事態を知らせるJアラートは鳴らなかったが、政府は国家安全保障会議を開いて対応を協議した。

今後はJアラートが作動したら停止

   交通各社は対応が分かれ、JR東日本は通常運行を続け、JR西日本は北陸新幹線だけが運転を一時見合わせた。東京の地下鉄でも都営線は止まらなかった。「メトロでは社内であらかじめ話し合って、ミサイル発射があれば電車運行を10分間見合わせると決めて、その通りにした。今後はJアラートが作動したら見合わせる方向にするそうです」と、笠井が報告した。

   司会の小倉智昭「たび重なると、オオカミが出たというようなことになります。いま北朝鮮に何かあったら、日本は大丈夫かね。ゴールデンウィークの間は閣僚がこぞって外遊中だろう」

   緊張感の一方で閣僚がここぞとばかりに国をあける、このおかしな状況がいつまで続くのか。共同通信の磐村和哉・元平壌支局長は「5月9日の韓国大統領選が当面のポイントで、対話の流れができるかどうかです」と解説している。