クズ不倫カップルの末路は? 互いの配偶者の逆襲が楽しみ
<火曜ドラマ「あなたのことはそれほど」>(TBS)

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   あっちを見てもこっちを見ても警察官だらけ。探偵も合わせれば、事件解決モノがなんと10本以上もある今期ドラマの中で、毛色の変わったドラマを見せてくれるだけでも有難いというもの。たとえ、それが不倫モノだとしても......。だから大切にしたいのに、世間の評判はよろしくない。なぜ、国民的女優の波留がこんな役を? そう疑問に思った人も多いようで、SNS上では不満を含む批判の数々......。その声を受けて、波留が自身のブログで反論したとかしないとか。それがまた話題になるなど、ドラマよりも場外乱闘がにぎやかな問題(!?)作だ。

   話を「あなたのことはそれほど」に戻そう。「潔く柔く」など女性に圧倒的支持を受けるいくえみ綾の同名コミックが原作だ。波留が演じる美都(みつ)は、「2番目に好きな人と結婚したほうが幸せになる」と占い師に言われたことを信じ、"2番目に好きな人"涼太(東出昌大)と結婚、幸せを掴んだに見えた。が、10代の頃からずっと思い続けていた"1番好きな人"同級生の有島光軌(鈴木伸之)との再会をきっかけに、不倫に溺れていく、というストーリーだ。

尻軽ぶりに女性の共感得られず

   たとえ、ずっと好きだったとしても、再会して、飲みに行き、その日のうちにホテルへ行くかー! と、美都の貞操観念の無さ、尻軽ぶりに、女性の共感は得られず。さらに、不倫ドラマなのにベッドシーンがまったく色っぽくないぞ、と男性からもブーイング殺到(!?)するというまさに板挟み状態にある。

   有島に妻がいて、出産したというのがわかった時も、別れるのかと思いきや、「安心して。私も結婚してるの」といい、お互いフィフティフィフティなのだから問題はない、とアピール。有島も有島で、箱根におきざりにして帰ったおわびを、と美都をホテルの高級ランチに誘うのだが、なんと、出産祝金に手をつけて支払うというクズっぷり。

   そんなこんなで、前半は、ゲス不倫ならぬ、クズ不倫を描き、後半は、なんの罪もないお互いの夫と妻が逆襲をするのでは、と予想がつく。

   現在も、妻が浮気しているのではないか、と疑いをもった夫が、妻が寝静まったのを確認して妻のスマホをこっそり見るなどなかなか気持ちが悪いのだが、徐々に行動はエスカレートし、壊れていくというから、そのあたりも見もの。あの冬彦さん(佐野史郎)の再来か、という声もあるので、期待は高まる。

   さらに、今は貞淑な有島の妻もこのままで終わるわけがない。演技派の仲里依紗なので、こちらの変貌っぷりも楽しみだ。ついでながら、涼太の同僚役の山崎育三郎も、毎回、意味ありげな視線を涼太に向けており、なにやらやらかしそうだ。

   TBS火曜10時は「逃げ恥」「カルテット」と良質なドラマが続いたので、注目度も高く、余計にバッシングされることになったのだろうが、「逃げ恥」の前は、例の滝沢秀明&武井咲のトンデモドラマ「せいせいするほど、愛してる」だったというのを思い出せば、そんな文句も言えないはず。

   原作はまだ続いているようだし、ドラマオリジナルの展開になるに違いない。終わりよければすべてよしという言葉もある。2、3話で結論づけるのはまだ早い。最後までじっくり味わいませんか。(毎週火曜よる10時~)            くろうさぎ

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