キッチンへら徹底使いこなし!ハンバーグも目玉焼きも鮮やかひっくり返し
いい匂いがして焼けてきたおいしそうなハンバーグをひっくり返そうとした途端、滑り落ちて割れてフライパンの中でボロボロ・・・。もうがっくりだが、失敗の原因はへらの使い方にあった。「みなさん、なんとなく使っていますが、へらとの正しい向かい方を考えたことありますか。きょうの『キッチングッズ向上委員会』でそれが180度変わります」と雨宮萌果アナが意気込む。
ハンバーグだけでなく、目玉焼きをへらで皿に移そうとして黄身が破れてしまうなんてことも多い。なぜうまくいかないのか。へら使いの達人がアドバイスした。
最近多い「大きくしなるタイプ」なぜ?
東京・日本橋の鉄板焼きレストランでへら使い25年の金龍植さんは、客の前でへらとフォークだけで鮮やかに肉を焼き、野菜を炒め、ときには液体の油までしゃくって見せる。ポイントはへらを食材の下に滑り込ませるときの角度にあった。「どこからへらを入れるか、おおよそ10度ですね」と話す。鉄板と10度前後の角度でへらを差し込むのだが、実際にはかなり水平に近い印象だ。
雨宮アナ「家庭でフライパンでやろうとしても、狭くて、へらをそこまで寝かせて使うのは難しいですよね。それを補うのがへらのしなり機能なんです」
へらを下に向けて押し付けると、びっくりするくらいしなる。ほとんど90度近くまで曲がるのだ。「最近のフライパンは深くコンパクトになっています。それに合わせて大きくしなるへらが増えて来ているんです」とキッチングッズ専門家の野口英世さんは説明する。「フライパンの中で食材をひっくり返すときは、まずへらをフライパンの底に押し付けてしならせ、そのまま差し込んでしっかりのせてからひっくり返せば崩れません」
ゲストの辺見えみり(タレント)がハンバーグでやってみると、なるほどきれいに裏返った。