2024年 4月 20日 (土)

安倍首相のお友達ジャーナリスト山口敬之への「忖度」捜査はあったか!?

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元TBS記者でフジテレビ常連コメンテーターの山口

   さて、今週の国内の話題はフジテレビといっていいかもしれない。視聴率低迷で社長が交代したが、長年フジを牛耳ってきた日枝会長も退任し取締役相談役になる。

   それとは直接関係ないが、フジの朝の顔「とくダネ!」に出ている菊川怜(39)が発表した結婚相手に「婚外子が3人」(週刊文春)いると週刊新潮も報じ、その「とくダネ!」にこのところコメンテーターの常連だった、元TBSのジャーナリスト・山口敬之に「準強姦逮捕状」が出ていたと週刊新潮が報じているのだ。泣き面に蜂とはこのことか。

   まずは山口ケースからいこう。週刊新潮によれば1990年にTBS入社。報道カメラマン、臨時プノンペン支局、社会部などを経て2000年から政治部所属。13年からワシントン支局長、16年5月にある出来事があってTBSを退社している。

   山口のウリは、『総理』という本を出していることでもわかるように、安倍や菅官房長官と親しい、官邸内の極秘情報を取れるというものだ。

   先日もここで書いたが、一連の森友学園問題でも、安倍と昭恵の代理人ではないかと思うほど向こう側にベッタリ発言ばかりなのだ。フジサンケイグループという背景もあるのだろう、官邸御用達の記者である。

   もう一人の時事通信の某氏なども、その口だろうと思っているが、それはさておいて、この山口センセイ、あろうことか海外でジャーナリスト活動をしている27歳の女性から、レイプされたと訴えられていたというのである。

   彼女はニューヨークの大学でジャーナリズムと写真を専攻していた。山口と出会ったのは2013年の秋ごろ。報道の仕事をしたいというとTBSのNY支局長に会わせてくれてランチを3人でしたというのだから、山口が支局長になる寸前のことか。

   その後、彼女は帰国してロイターでインターンとして働き、就活する中で、15年の3月に山口にメールをすると、しばらくこちらで仕事をしてもらいながら、その後正式に採用するということなら、自分が決済できるというような内容の返事があった。

   そして「ヤボ用で一時帰国することになった。空いてる夜ある?」というメールが来て、東京・恵比寿で会う約束をしたのが4月3日。

   その頃、山口は週刊文春に寄稿したが、それをTBSが問題にし、支局長の任を解かれ結局、退社することになるが、その辺は省く。

   二人だけで焼き鳥屋に入り、串焼き5本と瓶ビール2本をシェア、グラスのワインを彼女は飲んだという。

   そこを出て、もう一軒付き合ってといわれ寿司屋へ入る。そこで「あなたのいい評判を聞いている。一緒に働きたいと思っている」と山口がいってくれた。だが、それまで頭がクリアだった彼女が2度目にトイレに行ったところでクラクラとして、給水タンクに頭を持たせかけて休んだきり、記憶がなくなったというのだ。

   彼女が覚えている限りでは、その店では刺身と日本酒2合をシェアしただけ。彼女は左党で、2人でワインのボトルを3本あけても平気なのに、あれぐらいの酒で記憶をなくすわけはないと話す。

   「私は、薬(デートレイプドラッグ)を入れられたんだと思っています。身体に痛みを感じて目覚めた時、あの人が身体の上に乗っている状態でした」

   失礼だが、ここまではよくある男と女の話だと読んでいたが、さすが報道の仕事をやりたいといっていた彼女だけに、その日2人を乗せたタクシーの運転手を見つけ出し、証言させているのだ。

   「その女性のことならよく覚えています。後部座席の奥側に彼女が座らされていたのですが、男性は彼女に"もっといい仕事を紹介する"と話していました。女性は何度か"駅の近くで降ろしてください"と訴えたのですが、男性が"何もしないから。ホテルに行って"と。(中略)到着しても彼女はなかなか降りようとしませんでした。けれど最終的には彼女は体ごと抱えられて、座席から降ろされたのです」

   それが午後11時22分。彼女が痛みを感じて意識が戻ったのは早朝5時ごろ。裸にされ相手が自分にまたがっているので、抵抗してトイレに逃げ込んだという。その際、避妊具をしていない相手の陰茎を見たそうだ。

   逃げようとしたがすごい勢いでベッドに顔と身体を押さえつけられた。激しく抵抗して2度目のレイプはやっと逃れた。

   彼女は、仕事を一緒にしようという話だったのに、なぜこんなことをするのか。しかもコンドームを着けずに。妊娠も病気だってあるのにというと、山口は謝り、好きになってしまったから一緒にこのままワシントンへ行こう。途中でピルを買おうといったそうだ。

   だが、捜査当局へ行ったところでもみ消されるのではないか、ジャーナリストとして仕事ができなくなるのではと悩み、警察に行くまでに5日を要したという。

   高輪署の警部補に面会したが、型通りこういうことはよくある話なので難しいといわれた。だが、ホテルのエントランスとロビーについた監視カメラの画像を確認してもらうなどしたところ、「警部補の方も徐々に捜査に積極的になっていきました」(彼女)

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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