5月はバーベキュー注意!山火事で最も多い「火の不始末」空気乾燥し燃え広がり
各地で大規模な山火事が相次いでいる。3月から5月は1年で山火事発生件数が最も多いシーズンで、森林総合研究所の後藤義明さんによると「乾燥と強い風が多発の原因でしょう。ただ、自然に起こる山火事は1%もありません。99%以上は人が起こしています」
この時季は空気が乾燥しているので、火種があると周囲の枯れ草や木に一気に燃え広がる。その原因のトップは「たき火」や火の不始末で、26・5%と4件に1件だ。バーベキューの炭を消えていると思って捨て、山林に燃え移って山火事になったこともある。
田中逸人アナが日本バーベキュー協会の下城民夫会長に「正しい炭の火の消し方」を聞いてきた。
水かけただけじゃ消えない炭火
バーベキューの燃え残りの炭に田中アナがペットボトルの水をかける。ジューと音がして灰が舞い上がり、「炭は黒くなり消えたように見えます」。ところが、3分もすると再び赤く燃え始め元に戻った。中心部の火種はしっかり残っていたのだ。
下城さんは水の入ったバケツを用意していた。「炭を一つ一つ水の中に入れます。シューッという音が完全に消えるまで沈めてください」。だいたい15秒くらいだ。「炭はすごく熱量があるので、確実に消すように気を付けなければなりません」(下城さん)
井ノ原快彦キャスター「バーベキューがはやっているから、みんな手軽になんて思っていますが、実際はものすごく面倒くさいですからね。火を起こすところから消すまで」
ゲストの木佐彩子(タレント)「責任者を作ったらいいですよね。火の元係っていう」 それ、いいアイデアだ。 カズキ