2024年 4月 19日 (金)

住民より外国人観光客が多い「徳島・祖谷」 山間の村と昔ながらの暮らし

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「最高でした。なぜ外国人に人気なのでしょうか」

   パックン(パトリック・ハーラン)が住民より訪れる外国人観光客の方が多いという、徳島県の山奥の過疎村を訪ねた。NHK徳島局の庭木櫻子アナは「日本の昔ながらの暮らしを残していると、世界中から注目されています」と紹介する。

   徳島のいったいどこの村なのか。四国山地の山間、日本三大秘境といわれる三好市祖谷(いや)だ。徳島市から車で2時間以上かかる。「ここでは絵葉書の中にいるような気分になります」(パックン)

アメリカ人研究者が村の魅力を世界に発信

   観光客たちが泊るのは、築90年の空き家を改築・改装したゲストハウスだ。アメリカ、フランス、イタリア、韓国、イギリス、スペインなど、それこそ世界中の国から泊りにやってくる。和室だけだが、9割が外国からの観光客だ。

パックン「布団で寝たいんです。それと、畳の上で死にたいとは思わないけど、畳の上で寝てみたいんです」

   三好市の人口2万7000人に対して、外国観光客は年間4万人もやってくる。ほとんどはネットの口コミで見つけるのだ。「三好の良さを発見したのは一人のアメリカ人でした。東洋文化の研究者アレックス・カーさんが、東祖谷の茅葺き屋根の古民家を買い取って住み始めたことでした」

   祖谷の素晴らしさを世界に向けて発信し、日本国内でもその魅力が認識されるようになった。カーさんの古民家はいまは宿になっていて、「食事も目の前の畑からとってきた野菜を囲炉裏で料理するんです。建物だけじゃなくて、伝統的な民家のクラシックな雰囲気と暮らしを外国人もやってみたいんですね」(パックン)

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