丁々発止のやりとりで心理のスキをつく 天海囲む刑事にも面白さ
〈緊急取調室 第6回〉(テレビ朝日)

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   天海祐希人気のお陰で、スタート以来視聴率のいい「キントリ」。今回は美人のネイリスト・茂手木恭子(鶴田真由)が相手の犯人である。恭子は一種の占い師のような存在で、1対1でネイルを施しながら、客の女たちを洗脳して茂手木信者に仕立て、出資させる。
   そんな客が過去に2人も融資後に自殺していた事が発覚、今回の自殺者、銀行員の大谷雅美は自宅マンションから飛び降りる時に、恭子とスマホで会話中だった。キントリの出番で、任意同行に応じない恭子が、真壁有希子(天海祐希)の取り調べなら応じるという。実は有希子は単独でネイリストを訪ねた時に、シングルマザーであることとか、いろいろとプライバシーを言い当てられていたのだ。恭子には別の不審な失踪者の件もある。例によって尋問が始まる。
   脚本は手練れの井上由美子、女の心理を描くのがうまい。今回も恭子が落ちるのは真壁有希子との丁々発止の末に、心理のスキを突かれたから。ニコニコと余裕のあった鶴田の顔がゆがむ瞬間だ。刑事たちの中では、管理官の梶山(田中哲司)や怪力の渡辺(速水もこみち)、頭脳派の小石川(小日向文世)らがとりどりに面白い。
   第1回の老女の話も面白かった。孤独な未亡人の白河民子(三田佳子)が宅配人を殺したのは自分だと自首してくる話で、真壁有希子が結構したたかな老女に翻弄されて手こずる場面が巧みに描かれていた。それにしてもテレ朝、キラーコンテンツを創るのが上手い。
(放送2017年5月25日21時~)

(黄蘭)

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