2024年 4月 19日 (金)

文科相の再調査表明にスタジオは分裂騒ぎ 竹山「文書のどこが悪いの?」

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   加計学園の獣医学部新設をめぐる問題、「総理のご意向」などと記されていた文科省の内部文書について松野博一文科相が9日(2017年6月)に急転直下、調査のやり直しを明らかにした。

   国会などで「該当する文書の存在は確認できない」の一点張りで調査のやり直しを拒み続けてきたのが急転、その裏にいったい何があったのか。

   大きく流れが変わったと番組が注目したのは先週6日。文科省の現役職員が「文章は省内に保管されている」と、複数の報道機関に告発したことから。それでも白を切る安倍政権に報道機関の我慢も限界に来たのだろう。

8日の記者会見に官邸が危機感

   8日の菅義偉官房長官の記者会見で、記者が「現役の文科省職員の証言を聞いて報道しているが、全てうそだと、信用できないと?」と追及した。

   窮した菅官房長官は「ウソだと言っていません。文科省で検討した結果、出所や入手経緯が明らかにされていない文書について、存在や内容等の確認の調査を行う必要はないと判断したということです」と、筋の通らない答えを繰り返すばかり。

   会見の場にいたTBS記者は「会見後の官房長官の行動に注目した。官房長官はその足で総理執務室に駆け込んだ。これは非常に珍しいことで、おそらく会見の厳しい空気感を伝えに行ったのでしょう」。

   その翌日の9日に急きょ会見した松野文科相が、調査のやり直しを明かした。

   スタジオでは、司会の国分太一が「再調査して結果が出たとしても、僕らは納得できるのかなと思ってしまうんですけどね...」と半信半疑。

   TBS『Nスタ』のキャスターだった堀尾正明も「ここに来て(安倍首相の)支持率も怪しくなったのと、都議選を控えてこのままだと相当影響がある(と見たのではないか)。小池都知事も関係ないのに加計学園の話をし始めており、計算したのではないか」。

   ところが、お笑い芸人でコメンテーターのカンニング竹山が「本質は何が悪いのか、どこがダメなのかよく見えない部分がある。文書があった。では、何故それが悪いのか。裏でお金が動いていたら別ですけど。文書があったからって陳情の一つではないか?」

   話が、初歩的レベルに戻ってしまった。堀尾が「公平公正に行われていなかったんじゃないか、えこひいきされたんじゃないかという疑問があるから問題になっているんです」と諭したが、それでも納得できないのか、竹山は「官僚がペラペラしゃべって、これもまた問題ですね」。

   加計学園問題は昨日、今日の話ではない。国民は今、何に不安や危機意識を持っているのか、コメンテーターに起用されたら勉強してもらいたい。「文書は陳情の一つ」では話にならない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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