出来たばかりの学校をこう持ち上げていいものか? 実績未知数なのに
〈報道特集 ISAKについての特集〉(TBS)

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   小林りんという女性が創った、軽井沢にある全寮制の国際高校の卒業式の特集を、キャスターの膳場貴子が取材している。国際機関で働いていた小林が、理想的なリーダーシップを備えた人材を育てる目的で作った学校で、I(インターナショナル)S(スクール)オブA(アジア)K(軽井沢)の略でISAKという。

   全寮制の上に日常はすべて英語で授業する。中には英語が苦手だった女の子が、卒業時にはペラペラになっていたり、白人、黒人、黄色人種など生徒はいろいろ、満艦飾だ。子供たちが自発的に発言する場面は国際バカロレア認定校としての誇り高さの表れとも見えるが、まだ15歳という子供は人格形成の途中、アサっての方にはみ出してしまう懸念はないのか。兎に角万事が大絶賛なのだ。

   昔々、日本にも独特の教育を掲げて造られた自由学園が有名だった。設立者の羽仁もと子は偉大だったかもしれないが、羽仁一族の娘でさえ、小学校中退(?)状態で、結局、話題にはなったが、メディアの中で大人物と言われるほどの地位には達しなかった。わずか50歳で亡くなった。他に羽仁進以外誰か大物は育ったか?

   つまり、最先端の教育システムをあまりチヤホヤしないほうがいいのだ。ISAKもたった18歳の高卒者を送り出しただけ。その後の教育はどうなるのか、国際デラシネ(浮草の意)になる心配はないのか。40代の小林自身がまだ発展途上人ではないのか。眉唾だ。

(放送2017年6月17日17時30分~)

(黄蘭)

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