松田聖子、いきものがかり、JUJUらレコーディング･･･伝説のスタジオで鳥肌立った

   そこに入った瞬間、ゾゾっと鳥肌が立ちました。薬師丸ひろ子さん、JUJUさん、平井堅さん、松田聖子さん、いきものがかり、ブルエンなど、数多くの人気アーティストが収録しているというレコーディングスタジオです。

   ああ、あの曲はここで収録されたんだあ。このソファーに座ってミックス具合やレコーディングを確認したのかなあ。名曲誕生の地ともなれば、興奮しゃいますよね。室内に置いてある家具や調度品がすべてお宝に見えてしまいました。

あらゆる音を調整できる超高性能機器ズラリ

   このスタジオが日本一といわれる本当の理由は設備です。レコーディング室が複合型になっていて、メインに大きなフロアがあり、その周りをブースと呼ばれる小さなレコーディング室が取り囲むように設置されています。そして副調にある卓がデカイ。70を超えるチャンネル数があるそうです。

   普段から渋谷の某局の音楽専用のスタジオには収録などでちょくちょく行っていたのですが、ケタが違います。某局もオーケストラの演奏を収録できる設備が整っているので、放送局としては随一の規模なのですが、音楽を専門としているスタジオにはかないません。あらゆる音を調整できるチャンネル数、そして機材の多さには脱帽です。

   ただ、いまどき、こういう立派なレコーディングスタジオってどのぐらい稼働しているのでしょうか。音楽業界は懐が厳しいという話はずいぶんと前から聞いています。

海外アーチストにもっと使ってもらえないか

   その昔、海外でレコーディングしてくるのって当たり前の世界でした。日本人アーティストだって海外の有名スタジオや有名エンジニアとタッグを組んですばらしい作品を作れるんだとアピールしていたのでしょうか。だとすれば、日本の素晴らしいスタジオもこれにあやかれないでしょうか。中華圏のアーティストや東南アジア諸国のスターがこぞって日本のスタジオにレコーディングに来るような。そんなことになれば、再び日本の音楽業界もすこし活気が戻ったりしないでしょうか。

   某有名SNSスターを嫁に持つあの超有名ラッパーは、一時期、日本でレコーディングしていたそうです。いずれにしても、宝の持ち腐れにはなってほしくないなと、聖地を訪ねて思ったのでした。

モジョっこ