「体験したことない記録的豪雨」助かる避難判断いつ?特別警報出たらもう遅い

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   「九州ではきょう10日(2017年7月)の昼から夜、さらに明日にかけて、また強い雨が降るそうです」と柳澤秀夫キャスターが伝える。九州北部の記録的な豪雨で、これまでにわかっているだけで死者21人、行方不明や連絡が取れない人27人を出し、1800人が避難中だ。

   静岡大防災総合センターの牛山素行教授によると、今回の被害の特徴は大きな河川ではなく、山地や山間の中小河川で起こったことだ。「小さい川ほど急速に水位が上がり、あっという間に氾濫します」という。被災住民の多くが「一瞬だったね」「気が付いたら家の裏はもう水がきていた」と話している。

   こうした大雨・洪水災害は都市部の中小河川や排水溝でも起こる。「これまでに経験したことのない強い雨」が襲ってきたら、いつどこに避難すればいいのか。

本当の「川の高さと幅」って知ってる?

   「そもそも、『川の高さ』ってどのあたりだと思いますか」と瀬田宙大アナが、ゲストの光浦靖子(タレント)に聞く。「水面なんじゃないの」(光浦)

瀬田「普通はそう考えますよね。でも、防災面で見ると、橋の高さが川の高さで、橋の長さが川の幅なんです」

   普通の大雨でもそこまで増水すると想定しているのだが、特別豪雨ではそれをたちまち超えて氾濫し、橋と同じ高さにある道路や家屋は冠水・浸水する。その前に避難しなければならないが、目安は警報や情報だ。

   大雨警報が出たら「外出などの予定を見直す」。さらに、記録的短時間大雨情報や土砂災害警戒情報が追加されたら、「命を守るための具体的な行動を始める」と判断する。情報が出た段階で6割、2回出ると8割の確率でどこかに被害が出ていて、今回被害が大きかった福岡・朝倉市は7回も出されていた。

柳澤「でも、具体的な行動って、どんなことなの」
牛山教授「避難所に行くことばかりではなく、それぞれの判断で安全を確保できる場所に避難するということです。斜面や川から離れるのはもちろんで、家の中でも斜面側の部屋かそうでないかで運命は分かれます。1階より2階が安全です。
大雨特別警報が出てからでは遅いです。大雨情報、警戒情報が出たら、『何かしないとマズイぞ』と考えてください」

   福岡・添田町で川のすぐそばに住んでいて助かった住民は、「まだ雨は降っていなかったのですが、5年前(九州北部豪雨)よりも増水がはやかったので、山は大雨になっていて、間もなくこっちにやってくると思って逃げました」と話している。注意報や警報頼みにはせず、日ごろから異常を感知する感度を良くしておくことが大切だ。

カズキ

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