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日本の猛暑どころではない世界各地で異常気象 ヨーロッパの猛暑で死者64人

   東京都心はきのう17日(2017年7月)、最高気温が35度を超えて初の猛暑日となった。37.1度だった群馬県館林市は10日連続の猛暑日だ。しかし、気候がおかしいのは日本だけではない。世界ではとんでもないことが起きている。

司会の羽鳥慎一「同時多発する異常気象について見ていきます。洪水、猛暑、風、大変なことになっています」

   中国の広西チワン族自治区では、川の水があふれて橋や5階建てビルを飲み込んだ。インドでは豪雨と突風が建物を押しつぶした。イギリスの研究チームは、南極の氷が大陸からはがれ、1兆トンを超す氷山になったと報告した。面積は茨城県に相当するという。

   ヨーロッパで気温40度超えが続出、死者64人となっている。イギリスのマンチェスターではアスファルトが溶けだし、スペインのマドリードでは、エアコンがない小学校で授業ができず、冷房を備えた葬儀場でやる珍事。

米国南西部では52.8度を記録

   シベリアで50度を超える暑さで温度計が壊れたという。米国南西部では52.8度を記録、裸足で街を歩いた少女が火傷し、ペットの散歩禁止令も出たという。各地で山火事が多発している。

   気象学者の三上岳彦さんは「偏西風の蛇行が大きく、長く続いている」と原因を分析、暑い夏や日本近海での台風発生の可能性を指摘する。

青木理(ジャーナリスト)「原因は地球温暖化か。対策に早く取り組まないと」

   どこかの大統領が温暖化対策より経済優先の「アメリカ・ファースト」を叫んでいるが、愚かさ具合も異常気象レベルなことがよくわかる。どちらの対策も急がれる。