2018年 8月 21日 (火)

プロのピアニストの豪邸なら完全防音のはず 吉岡里帆はミスキャスト
<ごめん、愛してる 第1回、第2回>(TBS)

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   韓国で大ヒットしたドラマの輸入焼き直し版だけあって、ドロドロのドロドロを予感させる恋物語。元天才ピアニストの日向麗子(大竹しのぶ)が不倫の果てに妊娠して捨てた息子・岡崎律(長瀬智也)は10歳から韓国で浮浪者として育ち、ヤクザの舎弟になる。ボスの息子を庇って撃たれ、余命僅かの身で母を捜しに帰国する。

   麗子が溺愛するピアニストのサトル(坂口健太郎)は母の過去も知らず、付き人の三田凛華(吉岡里帆)に甘え、サックス奏者を追いかけている。律は実の母親にいかがわしい男と毛嫌いされ、育った施設の後天的な知恵遅れの女(池脇千鶴)と同居しながら孤独な日々を送っている。どうやら凛華の父親(中村梅雀)は律のことを麗子が捨てた息子だと気付いているらしい。2回までは前振りだな。

   坂口がショパンのエチュードを吹き替えなしで弾くのは立派だが、日向の豪邸はプロのピアニストが2人もいるのに、外から音が聞こえるのはあり得ない。プロのピアノ弾きの出す音量は物凄く、当然、完全防音に建ててあるはず、この作り手はわかっちゃいない。

   それにしても、長瀬の醸し出す育ちの悪さも、坂口の甘ったれ芸術家の人の好さも、実にぴったりの配役だと思うが、肝心の中心にいる女・凛華役の吉岡が魅力に欠けていてミスキャストだ。池脇の芸達者、大竹の存在感に比べて見劣りしまくり。「カルテット」での怪女はよかったが今回はイマイチ。韓国俳優は独特の粘着力がある。
(放送2017年7月16日21時~)

(黄蘭)

採点:0.5
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