2024年 4月 23日 (火)

女が壊れる2017夏―資産30億円松居一代、一線釈明今井絵理子、メッキはがれた稲田朋美、器じゃなかった蓮舫・・・

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   もう飽き飽きしているだろうが、松居一代という女の話に少しお付き合いいただきたい。亭主の悪口もいい飽きたのか、新しい話題は出てこないが、週刊文春が今週やっているのは松居の金マンぶりである。世田谷の自宅にはポルシェ911カレラとフィアット500Cという高級車が2台あるそうだが、そこに近々、松居が自分の還暦祝いに注文した真っ赤な特注のベントレーが納入されるという。2000万円を超える代金はキャッシュで払ったそうだ。松居の資産はものすごいと松居をよく知る関係者がこう話している。

   <「総資産は実際に三十億円前後あります。彼女はいわゆる株取引には手を出さないし、自宅以外の不動産も持っていない。主な投資は、外貨投資や他の商品で、月に一千五百万から二千万円を超す利息を得たこともある」>

   ジェット機のリース案件には2億円ほどつぎ込んでいるというのだ。さらに亭主に罵詈雑言を浴びせるYouTubeの動画は、アクセスランキングで第1位を続け、この動画で入っている広告収入は、トップクラスの海老蔵で月500万円だが、松居はそれを超えている可能性があるという。

   しかし、カネは稼いでも使えばなくなる。松居はスタッフに架空の残業手当の領収書を書かせたり、あらゆる領収書をかき集め、スタッフがタクシーに乗る時も必ず領収書を2枚もらうよう指示し、架空の経費を計上して"節税"しているそうだ。もしそうなら、明らかな脱税である。松居劇場はまだまだ終わりが見えない。

今年の流行語大賞これで決まり!超えちゃいけない『一線』ってどこ?

   今年の流行語大賞候補が今井絵理子・橋本健の不倫カップルから飛び出した。「一線を越えてない」がそれだ。週刊新潮に「略奪不倫」と書かれ、妻子持ちの橋本・神戸市議との動かぬ「お泊り愛」の証拠写真を公開された2人は、好意を持っていることは事実、2人で泊まったことも事実だが、講演の打ち合わせのために原稿を書いていただけで、「一線は越えていない」と白を切った。

   フランク・キャプラの名作「或る夜の出来事」にこんな場面がある。新聞記者クラーク・ゲーブルと富豪の令嬢クローデット・コルベールが、ひょんなことから安宿に泊まることになる。不安がる令嬢に、ゲーブルは部屋の真ん中にロープを張って、コルベールにそこから中へは入らないと宣言する。今井と橋本はこの映画を真似たのだろうか。

   そんな粋な2人ではなさそうだ。SEXはしましたが、奥さんを離縁して私と早く結婚してとはいわなかった。それが私たちが守っている「一線」だといえばいいのに。

   神戸新聞は「神戸市議、政活費で今井絵理子氏"応援"自民市議団返還へ」と報じている。議員としての一線を越えてしまった橋本は、辞任に追い込まれるのではないか。

稲田大臣辞任で取り引き?「首相官邸VS自衛隊制服組」

   輝いていると見えた女性たちのメッキが次々に剥がれた。稲田防衛相の辞任はそう驚くにはあたるまい。公表された特別防衛監察の結果では、稲田が陸自の日報隠しに関与していたかどうかについては玉虫色にしたが、私が推測するに、稲田を辞任させるという条件で官邸が取り引きしたのに違いない。

   安倍自民党が断末魔の様相を呈している千載一遇のチャンスだというのに、野党第一党の民進党の蓮舫代表が辞任してしまった。蓮舫などはしょせんリーダーの器ではなかったし、野田という、民主党を大惨敗させた「戦犯」を幹事長に据えた時から先は見えていた。だが、形だけでも党が一丸となって、安倍政権打倒を旗印に野党共闘しなければいけない時に、党内がバラバラだということを公表しなければいけなかったのか。理解に苦しむ。

   民進党の支持基盤である連合も、専門職で年収の高い人を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」の政労使合意に対して、内部から多くの批判があり見送るという失態を演じ、こちらも求心力を失っている。神津連合会長とは5月(2017年)の終わりに会った。連合は民進党を支援するのではなく批判ばかりしている。共産党を入れた野党共闘なくして政権奪還はできない。安倍首相との距離が近すぎるのではないかという質問をした。

   民進党に対しては、いうべきことはいうが支持することに変わりはないが、共産党が中心となる野党共闘は絶対に認められない。安倍首相はもともと社労族だからわれわれの考えに近いと、安倍と親しいことを隠そうとはしなかった。10月に辞任するといわれているがという質問には、役員推薦委員会が議論しているところだから、そこで出た結論を尊重すると言明を避けた。

   このように、安倍政権打倒にまとまらなければいけない野党や労働組合がバラバラでは、安倍が抜き打ち解散でもすれば、安倍批判票の受け皿になる野党は共産党しかない。いっそ小沢一郎を担いで「安倍にNO!といおう党」でもつくればおもしろいのではないか。

「中国共産政権」崩壊秒読み!シロアリに食い荒らされ内部スカスカ

   中国では習近平国家主席による粛清の嵐が吹き荒れているようだ。孫政才・前重慶市党委員会書記が突然失脚させられた。習配下の反腐敗特捜チーム「中央巡視組」が重慶市を調査していて、党指導部や党長老らが集まる「北戴河会議」の直前のことだった。

   週刊現代によれば、7月14、15日(2017年)に北京で全国金融活動会議が開かれ、習近平が初日に演説を行った。その直後に、中国共産党序列第14位の孫が突然身柄を拘束された。孫は習の後継者と目されていたほどの人物だったが、習の政敵・江沢民とも近かったといわれる。今の中国では、習に逆らう者は恐ろしい報復が待っているということを見せつけたのである。

   週刊現代は中国の企業の実態はデタラメだという。全国101社の中央政府管轄の国有企業のうち、20社をピックアップして財務状況をチェックしたところ、18社に不正が発覚し、この18社がここ数年間で水増ししていた売り上げの合計は2001億6000万元(約3兆3200億円)にもなる。中国国家統計局は7月17日に「今年上半期のGDP成長率は6・9%に達した」と自信満々に発表したが、週刊現代は「ひどいドーピング経済」だというのである。

   腐敗が蔓延し、一部のエリートだけが大金を私し、GDPの数字をごまかしても、中国という国は今のところびくともしていないように見える。だが、土台が崩れれば、必ずその上にある楼閣も崩壊を始める。それを一番恐れているのは習近平なのかもしれない。政敵を倒し、腐敗を根絶させるかのように見せかけてはいるが、白アリたちに食い荒らされ内部はスカスカなのかもしれない。

「稀勢の里」引退のがけっぷち!ガチンコ力士についてまわる「ケガの連鎖」

   フライデーから1本。覚醒剤所持で逮捕されたASKAの近況を追っている。妻とは離婚し、東京・目黒の豪邸も売り払ったという。では今どこに? ASKAの愛人の栩内香澄美は有罪判決を受け執行猶予中だが、フライデーによると、ASKAは栩内の都内のマンションに出入りしているというのである。栩内とはシャブをやりながらSEXに溺れていたが、元の木阿弥にならなければとフライデーも心配している。

   大相撲名古屋場所は白鵬の一人場所であった。そうさせてしまったのは、稀勢の里が満足に相撲を取れずに途中休場してしまったからだが、休場に際して相撲協会に「左足関節靭帯損傷で3週間の安静加療が必要」との診断書が出されたと週刊ポストが報じている。

   <「今回、勢との一番で痛めた左足はそれほど深刻ではなく、休場の口実といったところでしょう。3月場所で負傷した左の肩と胸部もほぼ回復していたんですが、場所前の連合稽古で転倒し、左腕を再度、痛めてしまった。こうした"ゲガの連鎖"は、誰とでも全力でぶつかり合う稀勢の里のようなガチンコ力士に必ずついてまわる。こうなると再起は難しいのではないかという声まで出ています」(担当記者)>

   土俵に上がるときは万全の体調で出なくてはならないが、今年いっぱいは無理のようだ。復帰しても、思うような成績が残せなければ「引退」の2文字が現実になるだろう。日本人力士をつくるのに急ぎ過ぎた相撲協会にも、大きな責任がある。このままでは大乃国よりも無残な横綱になるかもしれない。

   白鵬のほうは東京オリンピックまで現役を続ける気だと週刊新潮が報じている。母親が反対しているといわれていた日本国籍取得も、母親が軟化し、帰化する方向にあるという。名古屋場所を見ていると、まだまだ白鵬時代は続くようである。

「東芝」デッドライン乗り切れるか?8月10日に上場廃止のヤマ場

   上場廃止寸前の東芝の話題。3月14日、東芝は決算発表を再延期して、翌日には「監理銘柄」指定という屈辱を受けている。そして5月15日、東芝は監査法人が「意見不表明」のまま9500億円の最終赤字になる見通しを発表し、半導体部門の売却に着手せざるを得なくなった。

   週刊新潮によれば、その背景には監査法人との冷め切った関係があるという。現在の監査法人は「PwCあらた監査法人」で、アメリカの大手監査法人と提携関係にあるという。この外資系監査法人がいくら調べても、東芝幹部が巨額損失を知っていた事実も、それを隠すよう圧力をかけた明確な証拠も出てこないのに、アメリカからの指示でちゃぶ台返しが続いているそうである。

   アメリカの本社が主導権を握っているため、東芝が上場廃止になることへの関心は薄く、自分たちの責任を回避することに重きを置いているのではないかという批判がある。このままいくと、PwCあらたは決算そのものを認めない「不適正意見」を出すのではないかという報道もある。デッドラインは8月10日。その8営業日後に上場廃止が決まる。あの大東芝がどうなるのか。運命の日はもうすぐである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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