江崎大臣、「日米地位協定の見直し」はリップサービス? 午後には沖縄でペーパー棒読み

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   「答弁書を朗読」といった江崎鉄麿・沖縄北方担当相の木偶(でく)ぶりが止まらない。昨日8日(2017年8月)の会見で、政府部内ではタブーの「日米地位協定」の見直しに言及したかと思うと、午後訪れた沖縄では、カンニングペーパーを棒読み。

   江崎大臣は午前の会見で、「覆水盆に戻らず(返らず)でね、一度活字に残った以上、私の言葉足らず、これは大いに反省しています」と失言を反省してみせた。ここまでは良かったが、その後があった。

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   普天間配備の米軍のオスプレイがオーストラリアで事故を起こした問題を問われると、「日米地位協定を、もう少し見直さないといけない。私は門外漢だけど、そういう気持ちを持っています」。さらに、「沖縄県民の皆さんの気持ちを政府がしっかり受け止めながら、政府はまたアメリカに言うべきことを言いながら、という考えを持ってます」と、まるで野党だ。

   地位協定は、在日米軍の施設・区域の使用のあり方や地位について定めた条約。在日米軍の事故・不祥事の起こるつど、野党が改定を求めている(現行は米に有利)が、政府は見直す考えはない。

   その政府の沖縄担当の大臣が、見直しを口にした。本来は外務大臣の専権事項だが、「門外漢だが」と、いわずもがなに踏み込んでしまう。どうも政府・閣僚の役割そのもの、自らの役割をきちんとわかっていないらしい。

   この発言に、政府の担当者も慌てたのだろう。午後の沖縄訪問では、がっちりとペーパーを用意していた。「これ以外は喋るな」ということだ。

   翁長知事や県議会議長と懇談したのだが、県議会議長が日米地位協定に話を振った。すると江崎大臣は、ペーパーを取り出し、「改善を一つひとつ積み重ねていく中で、協定のあるべき姿を追求していくべき」ともろに読んでいた。

   意地悪カメラが、手に持ったペーパーをアップで撮ると、大きな字で発言通りの文言がプリントされていた。

   宮崎哲弥(評論家)が「日米地位協定は、57年間一度も改定されてない。刑事裁判などで不平等性があると、ずっと問題にされていた。だから、江崎大臣の政治家としての感覚はまっとうだと思う。が、外務大臣の専権事項だから、単なるリップサービスでないのなら、外相、首相にいうべき」といったが、そんな考えはあるまい。ただのリップサービスだったのだろう。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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