男子も女子も惨敗 持ち上げた解説者の言葉の欺瞞に怒り
〈世界陸上ロンドン 史上初! 男女マラソン〉(TBS系)

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   あたかも日本選手が男女ともにメダルを獲得するかのような事前の盛り上げ方で、つられて見たら酷いものだった。入賞どころか惨敗なのに、中継中はトップを走っているような持ち上げ方だった。女子の解説者が酷く、増田明美、高橋尚子、野口みずきらが口々に選手をほめそやす。ちょっと席を外して戻ってきたら、「・・・さんが先頭を引っ張っていますね」などと言っているので喜んで見ると、先頭集団から遥かに後ろの集団の中のトップという有様、これを「先頭を引っ張っている」とは決して言わない。言葉の欺瞞だ。
   結果は男子のトップが例の「公務員ランナー」川内優輝の9位。いわば素人の彼が日本人の中でトップとは、走り専門の選手たちは一体何をしてきたのか。有名な中本健太郎は10位。女子に至っては最高が16位の清田真央で、後はそれ以下の惨惨敗である。事前のヨイショは何だったのかと問いたい。解説者全員失格!
   毎度指摘するが、アスリートたちにすり寄って、ヨイショして、「また、解説者として使ってもらおう」というさもしい心根が覗く連中に解説者の資格はなく、彼らは選手やマスコミに媚びるコバンザメである。ヨーロッパでスポーツ中継を見ていると、負けた選手を待ち構えているオバちゃんレポーターでも、歯に衣着せずに「なぜ失敗したと思うか」と切り込む。決して同情的な言質はいわない。それはアスリートたちへの一種の畏敬の念からなのである。
(放送2017年8月6日18時~)

(黄蘭)

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