あなどれない「げっぷ」あの病気が潜んでるかも・・・頻発気になるなら受診
「げっぷ」が気になる人は意外に多く、「あさイチ」アンケート(NHKネットクラブアンケート)では、約4割の人が「回数が多い」「音が大きい」「最近増えつつある」などに悩んでいた。げっぷは飲食や唾を飲み込むときに一緒に吸い込んだ空気が胃に溜まり、せり上がって口から出る生理現象だが、ある病気が潜んでいることもある。
40代のイクコさんは20年間げっぷに悩まされてきたが、症状がひどくなり外出もままならなくなった。内視鏡検査を受けると、逆流性食道炎と診断された。
「逆流性食道炎」ごくまれにがん化
井ノ原快彦キャスター「逆流性食道炎はよく聞く病名ですけどねえ」
胃液が食道に逆流して炎症を起こす病気で、内視鏡で見ると、赤くただれ、胃の粘膜のようなバレット上皮を発症していることも多い。げっぷは胃液を押し上げるのだ。
佐藤俊吉アナが「どんなげっぷは注意したほうがいいのでしょうか」と慶応義塾大医学部の鈴木秀和教授に聞く。「気になるほど回数が多い。げっぷをすると苦かったり酸っぱい感じがする。胸焼けが伴うなどです。ひと口に胸焼けといっても人によって症状がいろいろあって、『胃のあたりがもやもやする』『背中のほうが重ったるい』『のどに何か引っかかる感じ』などは、胸焼けと思ってください」
井ノ原「放っておいたら良くなるとかないんですか。がん化することもあるそうなんですが」
鈴木教授「日本人にはごくまれなんですが、バレットは何十年もかかってがんになることはあります。まあ、げっぷが気になっているなら、1度お医者さんに診てもらったらどうでしょう」
げっぷ、あなどるなかれ。
カズキ