2024年 4月 19日 (金)

秘策...安倍首相、電撃訪朝の目は消える 北ミサイル発射で米朝交渉進む可能性も

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   8月15日(2017年)、山梨県鳴沢村の笹川陽平日本財団会長の別荘に、安倍首相をはじめ森喜朗、小泉純一郎、麻生太郎など元総理が結集したことがメディアで報じられた。

   私などは、単なる飲み会だろうと気にもかけなかったが、週刊新潮は、支持率が急落した安倍が、在任中に支持率をアップさせた小泉の「成功体験」を拝聴するためだったと推測している。

   小泉が田中真紀子外相を更迭したことで支持率が80%から30%台まで落ちた。回復の起爆剤になったのは2002年9月の「電撃訪朝」だった。

   その時、官房副長官として同行したのが安倍であった。また官邸関係者がこういっている。

   「朝鮮総連の幹部曰く、北朝鮮は3人の拉致被害者を帰す用意があるので、それで国交正常化するというのはどうか――との話が、安倍首相のもとに持ち込まれている」

   また小泉が訪朝できたのも、陽平の父親の良一が、競艇で山ほど稼いだカネを使って、北朝鮮への物資支援をしていたため、そのルートが役立ったというのである。

   そんな他愛もない話で盛り上がったというのだから、よほどこの連中ヒマと見える。

   次々に弾道ミサイルを発射し、トランプ大統領を挑発している金正恩が、9月9日の建国記念日にはミサイルではなく、核実験さえも強行するかもしれないと緊張が高まっているのだ。

トランプと金正恩が話し合う?

   さらに、週刊現代によれば、トランプは自らが金正恩と話し合うと、安倍に明言したという。

   8月15日、安倍はトランプと9回目の電話会談に臨んだ。そこで話し合った内容を、近藤大介特別編集委員が"スクープ"している。トランプは安倍にこういったそうだ。

   「私は、金正恩と話し合うことにした。マティス(国防長官)がいろいろ理由をつけて、『いまは戦争準備が整っていません』と言うから、そのアドバイスに従うことにしたのだ。 金正恩は、『ICBM (大陸間弾道ミサイル)を撃ってアメリカのクリスマスを台無しにする』と宣言し、実際、今年のクリスマスに向けて核弾頭を搭載したICBMを配備しようとしている。だからそうなる時までを交渉期限にして、それまでは金正恩と話し合う。 北朝鮮との交渉では、核兵器かICBMか、少なくともどちらか一方を放棄してもらう。それが嫌だと言うなら、もう我慢はしない。迷わず北朝鮮を叩く。その頃には、わが軍も北朝鮮攻撃の準備が整っているだろう。 もし金正恩が、核かミサイルのどちらか一方でも放棄する決断をしたなら、北朝鮮と平和協定を結ぶ。そうなった時には、同盟国である日本にも、全面的に協力してほしい」

   この内容が「事実」だとしたら、安倍首相は困っていることだろう。

   金正恩がアメリカに対して、ICBMは放棄するが核は放棄しないと主張したら、どうなるのか。

   トランプ政権は、アメリカへの直接の脅威が消えたと満足するかもしれないが、日本への脅威はまったく減らない。

   それに北朝鮮を核保有国として認めなくてはいけなくなる。同時に、日本が最優先課題にしている拉致問題は無視され、ますます解決は後になる。それでも日本はアメリカから背中を押されて、日朝関係を改善せざるを得ないだろう。

   自己中のトランプだから、自分さえ都合よければ、日本のことなど知ったこっちゃないはずだ。

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