2024年 4月 19日 (金)

実は用意周到だった?「希望の党」会見サプライズ 小池対安倍の構図明らかに

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   「希望の党を立ち上げたいと思います。まあ、(私が)代表ですね」。小池百合子東京都知事はきのう25日(2017年9月)、記者会見でこう述べ、新党を結成し自ら代表に就任することを発表した。安倍首相の解散表明より3時間半も早く、永田町に衝撃を与えた。

   「ビビット」が注目したのは、小池氏が会見で掲げた「希望の党」のフリップの下に小さく書かれた「『希望の党』の動画を公開します」という1行。緊急記者会見のはずなのに、PRの映像はすでに準備されていたのか。

動画作成には2週間必要

   その動画は、小池知事とみられるグリーンのスーツを着た女性が現れると、周りから政界の男たちの罵声が飛び交う。しかし、女性は気にせず、前に歩いて行き、最後に「さらば、しがらみ政治」の文字が出る――1分20秒、作成には約2週間かかるといわれる。

   司会の国分太一「きのうの永田町は大変だったことでしょう。会見のタイミングが首相より早かったですよね」

   堀尾正明アナ「うまいですよねえ。小池対安倍の選挙の構図を際立たせるのが見え見えで、計算し尽くしたところがありましたね」

小池都知事の衆院選出馬はあるのか?

   この先、小池新党はどうなるのか。スタジオには流通経済大教授の龍崎孝氏と政治評論家の有馬晴海氏が出演した。

   「おふたりにはきのう(2017年9月25日)の放送で、小池都知事が次期衆院選に出馬する可能性について聞いています」と赤荻歩アナが説明する。

   龍崎氏は「あり得ない。『都政はどうする?』という批判は避けられない。無責任すぎる」、有馬氏は「十分あり得る。出馬して多くの議席を獲得したら総理大臣になる可能性もある」と話していた。

   龍崎氏は「あり得ない、と断言しましたが、あり得るかも? と変えます。毎日、動いていますので」と釈明した。

   自民党は民進党の混乱に乗じて解散を決意したと見られているが、もう一つの敵がすぐそばに迫ってきていたわけだ。「小池新党」どうなるか、まだまだ予想もできない選挙になりそうだ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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