「個人情報インスタもれ」こんなところから!?ワンちゃんの写真だけで自宅特定
20~40代の女性に利用者が拡大しているインスタグラムだが、明かしていない実名や住所が知らぬ間に流出し、ストーカー被害にあったり、嫌がらせ投稿が殺到したりということが起こっている。どこから漏れているのだろう。
路上でかわいい犬を撮影し、「家の近くで・・・」とコメントが添えられた写真を佐藤俊吉アナが示し、「さて、これのどこが問題なのでしょうか」と聞く。柳澤秀夫キャスターがすぐ気付いた。「写っているマンホールでしょ」
佐藤アナ「そうなんです。マンホールや側溝のふたは自治体のマークがデザインされていたりするので、投稿者の住んでいる場所が特定されてしまうんです」
写真のふたには「せたがや」という東京・世田谷区の名前まで入っていた。
たった1枚の写真にあなたの秘密てんこ盛り
自宅で撮影した写真にはさまざまな個人情報が写り込んでいる。制服姿の女子中学生がプレゼントされたキーホルダーを自分の部屋で見せている写真。キーの番号やギザギザから複製を作ることができ、制服から通っている学校がわかり、背後のカレンダーに印刷された近所の商店名で住んでいる地域が特定できる。
ネットやSNSのリスクに詳しい小木曽健さん(IT企業の安心安全チームマネージャー)は注意を促す。「制服と住んでいるところがわかると、通学路がわかってしまうんです。どの駅を何時ごろ通るなどと・・・。子どもの投稿には注意が必要です」
放送では時間がなくて取り上げられなかったのか、「あさイチ」のホームページでは自宅から撮影した風景写真も危ないと指摘されている。ゴルフの練習場など目立つ建物が写っていると、撮影場所を絞り込むことができるという。それも、写真の角度から撮影をしたマンションやビルの階数もわかるのだそうだ。
不特定多数に自分の写真を公開すれば、個人情報が流出する危険は出てくる。最終的には自己責任で利用するということだろう。
カズキ