10人目になっていたかもしれない私 自殺したい人をおびき寄せる巧妙手口

印刷

   神奈川県座間市にあるアパートで男女9人の遺体が見つかった事件で、「クローズアップ現代」は、容疑者とやりとりのあったという女性に取材し、あらたな証言を得たそうだ。

   死体遺棄の疑いで逮捕された容疑者は、東京・八王子の23歳女性のほか、複数の女子高生、女子大生らとSNS上で知り合い、自宅の部屋に誘い出して殺害した疑いが持たれているという。

「9人の若者はどのように容疑者に引き寄せられていったのか」(武田真一キャスター)

   関東地方の女子高生15歳は9月、「なんでもいいので(略)、今日死ねる人いませんか??」とツイートしたそうだ。学校や家族、バイトなど「すべてがイヤになった」からだが、先の予定で楽しみにしていたこともあり、本気度は「30%~40%くらい」。軽い気持ちで書き込んだという。

   すると、すぐに「力になりましょうか?」と返信してきたのが容疑者だったそうだ。容疑者以外からも10件近くの返信があり、「一緒に逝きませんか?」「よかったら一緒にどうですか? 車あります」などといった内容だったという。

   なかでも、容疑者が女子高生の悩みに理解を示し、自殺の具体的な方法を送ってくるなどしたため、興味を持ち、返信してしまったそうだ。容疑者は「会いますか」などと頻繁に誘いのメッセージを送ってくるようになったという。しかし、この女子高生は住んでいる場所が座間市から遠かったため、会うことはなかったそうだ。

   「距離が近かったり、行く交通費を持ってたら、会ってたかもしれない」(容疑者とツイッターでやりとりした高校生)

   女子高生はその後、学校の人間関係が改善するなどして、自殺の思いも薄れ、容疑者とのやりとりは2週間ほどでやめた。

   8月下旬、20代女性は職場の人間関係に悩み、「一緒に死んでくれる人いませんか?」とツイートした。もっとも、すぐに自殺するつもりはなかったという。

   「自殺はよくない」といった批判する返信をしてくる人もいるなか、悩みを聞いたり、気持ちに寄りそうやさしい言葉をかけてきたのが容疑者だった。「本当にちゃんとメッセージ」を送ってくれていると感じ、ハマっていったそうだ。自宅に来るよう誘われ、「会って遊べたらいいな」と、先月31日にはじめて会うことにしたという。その日に容疑者が逮捕されたそうだ。

   「この事件が発覚してなかったら、私も10人目だったのかもしれないと思って、本当に怖かった。私を殺すためにそういうことを言っていたんだなと思って、ショックです」(容疑者とツイッターでやりとりした20代女性)

   *クローズアップ現代+(2017年11月7日放送「"アパート9人遺体" 15歳少女が明かす手口とは」)

  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter
コメント・口コミを投稿する
コメント・口コミを入力
ハンドルネーム
コメント・口コミ
   

※誹謗中傷や差別的発言、不愉快にさせるようなコメント・口コミは掲載しない場合があります。
コメント・口コミの掲載基準については、コメント・口コミに関する諸注意をご一読ください。

注目情報PR
追悼

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中