2018年 5月 28日 (月)

クドカン本領発揮で抱腹絶倒また絶倒!歌舞伎をヒントに巧みな仕掛け
<監獄のお姫さま 第1回~第5回」(TBS系)

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   鳴り物入りのクドカン・ドラマ。今回はドタバタ変化球である。出てくるオバサンたちが、殺人未遂、所得隠しと脱税、薬物中毒、違法薬物不法所持、横領と詐欺、の前科者ばかり。第1回はEDOミルク社長・板橋吾郎(伊勢谷友介)の1人息子・勇介を誘拐する場面で面白くなかったのだが、回を重ねるごとに本領発揮である。
   第5回は吾郎の子を身ごもって監獄内(冤罪らしいが)で出産した江戸川しのぶ(夏帆)が、1歳半まで手元で育てられるという規範を適用し、同室の女6人で育てるてんやわんや。馬場カヨ(小泉今日子)ほか全員が母性に目覚める。「自立と再生の女子刑務所」のディテールが、言っちゃ悪いが抱腹絶倒で、刑務官・若井ふたば(満島ひかり)の杓子定規な命令口調や所内での行動や決まりの様々がおかしい。時空が2012年と現在を行ったり来たりしてわかりにくかったのだが、5回目にしてやっと意図が判明してきた。
   恐らく地肌には薄くファンデーションは塗っているらしいが、囚人なので建前上、スッピンということになっているから、あの、小泉今日子でさえくすんだ中年のオバサン顔である。誘拐されたチビの勇介にまで「クソばばあ」と言われて、またまた抱腹絶倒だ。
   役者で1番つまらんのは伊勢谷友介。しのぶが板橋吾郎に絶対に秘密にしていた子供・勇介を、預けた自分の母親に騙されて、連れていかれる場面は、さては宮藤官九郎、歌舞伎からヒントを得たナ。(放送2017年11月14日22時~)

(黄蘭)

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