2018年 7月 24日 (火)

先が見えてつまらない展開 主演・松坂桃李の声が聞き取れない!
〈わろてんか 第7週~第8週~第9週(女のかんにん袋)〉(NHK総合)

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   毎朝見ているが、この「わろてんか」は昼の再放送までは見たいと思わない出来具合である。理由の1つは先の展開が読めてしまうこと。つまり、作り手の計算が陳腐だということだ。主人公・てん(葵わかな)が余りにも好感度狙いの善人に描かれ過ぎているので、引いてしまうが、第9週では珍しく、夫・藤吉(松坂桃李)が家族を置いて事業の拡大にばかり目を向けているので2人に溝ができる展開になる。そこに東京からリリコ(広瀬アリス)が帰って来る。
   2人が別れるのではないかと伊能栞(高橋一生)や芸人たちが心配するが、恐らくそうはなるまい。つまり、1つ1つの挿話は周囲を巻き込んでの一過性のドタバタに過ぎず、一大笑いの王国づくりの道程に、そうそうドラマティックな出来事が転がっているのではないから、話を繋ぐのに四苦八苦しているのが見て取れる。
   もう1つの不満は主演の松坂桃李の発声が悪いこと。背が高くてハンサムでもセリフの通りがめちゃ悪い。唇をあまり動かさずに喋るので声が籠り、よく聞き取れない。役者として長い修練をしている高橋一生との違いが一目瞭然だ。般若の「ごりょんさん」鈴木京香もいなくなったし、実家の葬式場面すら出なかったし、若い俳優ばかりで締まりがないから、ドラマに芯が一本欠けるように感じる。
   風鳥亭が成功するにつれ関西芸人の様々が登場するだろうが、願わくば、本物の笑いとはこれだと感服する場面を描いてもらいたい。

(放送2017年11月、8時~)

(黄蘭)

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