2018年 9月 25日 (火)

正月気分すっかり冷めた亡き野際陽子の登場・・・もっとスカッと痛快な「必殺」見せてくれ
<スペシャルドラマ 必殺仕事人>(テレビ朝日系)

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   新年早々スペシャルだというので期待して見たら、がっくり。理由はいろいろ。一番気に入らなかったのは、亡くなった人が重要な役で登場し、「ははん、相当昔に作りおいてあったものだナ」と冷めた気持ちになったこと。あの、中村主水・藤田まことが「スペシャル・サンクス」と肩書をつけられて映像登場しているのと、野際陽子が主人公の義母・こうを演じているのだ。新年なのに引っかかる。

   江戸の本町奉行所同心・渡辺小五郎(東山紀之)が、闇の仲間と一緒に悪の連中の壬生の幻楼(奥田瑛二)らをやっつける話なのだが、俳優だけでなく、物語に使われている事件そのものが、現代の事件をなぞっていて、それが少しずつ古いのである。例えば、腹に花火爆弾を巻いた自爆テロが起きる。すずらん(黒木瞳)という美人オバサンは貧しい子たちを集めて、今でいうボランティア活動の私塾をやっているが、実はオウム真理教のような洗脳団体である。

   つまり、如何に人気の必殺シリーズも、ネタに困って20世紀や21世紀の事件からアイデアをいただいているというわけだ。

   別に事件のアイデアをいただいても構わないのだが、主たる話は若いリュウ(知念侑季)が裏稼業に嫌気がさして・・・という、まるで現代人の悩みのような心理バナシなのでつまらない。必殺は悩まないエンターテイメントだからこそスカッとするので、純文学はいらないのである。画面も隠隠滅滅で見づらかったし退屈だった。(放送2018年1月7日21時~)

(黄蘭)

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