2018年 5月 22日 (火)

宝塚の落ちこぼれだったシャンソンの女王!バタ臭いイメージの奥の人間臭さ描けるか
<越路吹雪物語 第1回、第2回」(テレビ朝日系)

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   昼の帯ドラ好評につき3作目の登場でござる。と、ふざけるどころか至ってシリアスな出だしで、シャンソンの女王と謳われた越路吹雪の一代記である。河野家次女の美保子は歌が好きなおてんば娘。長女は病弱で血を吐いたりする。母の益代(濱田マリ、好演)はしつけに厳しいが愛情深く子供たちの世話をするニッポンの母親。

   父・友孝(尾美としのり)が新潟に転勤になり、子沢山の中から美保子だけを連れて新潟に行くことになる。この時代、新潟までは汽車に揺られて10何時間の遠いところであった。母親が同行しないので、まかない付きの下宿に住む。優しい下宿の主、村上静(宮崎美子)が新潟の母になるとのナレーション(真矢ミキ)が付く。

   宝塚に入った時は瀧本美織で、全盛期の越路は大地真央が演じるらしいが、もう1人、宝塚で雑誌に関わっていた後の大親友、岩谷時子を木南晴夏と市毛良枝が演じる。眼鏡をかけた2人の姿が、かつての岩谷を彷彿とさせる。今のところ、明るく性善説の人間ばかりが出てくるが、宝塚の女の嫉妬の凄さは半端なく、その中で踊りの下手な落ちこぼれの美保子が、いかにしてトップスターにのしあがってゆくか。龍居由佳里の脚本に成功のカギがかかっている。

   極度の緊張体質だった故・越路吹雪が、緞帳が上がる前に、岩谷に背中を押されて舞台に出てゆく場面は筆者も聞いたことがある。バタ臭く特異な存在だった越路の人間臭さをきっちり描いてもらいたい。(放送2018年1月9日12時半~)

(黄蘭)

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