2018年 9月 21日 (金)

阪神・淡路大震災から23年・・・その時どう行動するか?家族で災害シミュレーション

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   阪神・淡路大震災からきょう1月17日(2018年)で23年になる。あの地震をきっかけに、非常持ち出し袋や食料などを備えたという人は少なくないだろうが、ただ置いてあるだけではいざ地震が起きた時にパニックになりかねない。

瀬田宙大アナ「パニックにならないための方法があるんです。必要なのはペンとふせん。たったこれだけです」

   防災学習アドバイザーの諏訪清二さんが勧めるのは「災害シミュレーション」だ。災害の直後、1時間後など、時間の経過とともに自分の身の回りに何が起こるのか、家族それぞれが想像して書き出す。他人の意見に左右されないため誰とも相談せずに考え、書き終えたら家族に説明する。

   たとえば、平日の15時に震度6強の地震が起きたとすると、家族はバラバラだと考えられる。携帯電話がなかなか通じないおそれがあるため、連絡手段を決めておく。学校や幼稚園・保育園に子供を迎えに行くのは父母のどちらかか決めておく。こうすることで、災害時に必要な行動が見えてくる。

   家の中で物が散乱しないよう家具や食器棚の扉などを固定しておくのが重要だが、それでも物が散乱した時にはマンガ雑誌が役立つ。「大きいマンガの本を飛び石みたいに置いたら、その上をパーっと動けます。マンガの本と思わずに防災アイテムとして使うんです。週に1冊は読んで増やしていかないと」(諏訪さん)

集合場所は具体的な目印・時間も決めておく

   家族の間で必ず決めておきたいのが、「複数の連絡手段」と「待ち合わせ場所・時間」だ。危機管理アドバイザーの国崎信江さんは「携帯電話で連絡を取り合おうと思ってもなかなかつながらないこともあるので、複数の手段を用意しておいた方がいいですね。遠くに親戚や知人がいれば、その人を介して連絡する方法があります。被災地に集まってくる電話より、被災地から被災地でないところに出す電話は比較的つながりやすいと言われています」

   また、待ち合わせ場所は「××小学校」ではなく、「××小学校の体育館の入口に5時か9時」と決め、「その時間に20分待っても来なかったら次の時間」というように具体的に確認しておくといいという。

高齢者は「歯ブラシ」「おくすり手帳」忘れるな

   さまざまなシーンや家族形態を考え、多くのシミュレーションを行っておかなければならない。台風が来ている時に地震が起きたとしたら傘ではなくレインコートと頭を守るヘルメットを準備しておきたい。夜に地震が起きた時のため、両手が空くヘッドライトや避難所や自宅で使えるランタンがあると安心だ。家族に高齢者がいたら、おくすり手帳と歯ブラシが不可欠となる。

国崎さん「薬の色や形だけでは処方ができないので、どの薬をどのくらい飲んでいるのかをはっきりさせなければなりません。携帯電話のカメラ機能で撮影して保存しておくのもひとつの手です。高齢者は入れ歯をしていると、入れ歯ケースを忘れたら、ずっと外せず不衛生な状況になる。菌が体内に入り誤嚥性肺炎で亡くなってしまったこともありました。入れ歯ケースや歯ブラシを持ち出し、口の中を衛生的に保つのが非常に重要になります」

   ペットと暮らしている人はペット用の食料や水を用意し、逃げ出した時のために首輪などに連絡先を書いておくとよい。

ピコ花子

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