2018年 5月 27日 (日)

「コンビ24時間営業」便利だけど本当に必要?各チェーンが見直し

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   雨宮萌果アナが「いま24時間営業を見直す店が相次いでいるんです」と取り上げた。人件費の上昇に対応するためだ。ファミリーマートは「深夜にお店を閉めて、その代わりパンやおにぎりを買える自販機を設置して人件費の検証と新しい工夫を実験的に進めています」(コンビニ研究家の田矢信二さん)いう。

   ローソンも商品を自動で袋詰めし、センサーがバーコードを読み取って会計する無人レジの実用化に動いている。深夜の仕事を減らし、人件費を最大2割カットできるという試算で、今年中(2018年)に実際の店舗で実験する予定だ。

夜11時までだけど顧客満足度1位の中堅コンビニ

   24時間営業でなくても顧客満足度1位を獲得しているコンビニがある。北海道を中心に1000店以上展開する「セイコーマート」だ。

   札幌駅周辺で、歓楽街のすすきのの店舗は24時間営業、住宅地側の店舗は地下鉄の運行が終わる深夜1時までの営業と、立地や客のニーズによって営業時間を変えている。

   24時間営業の大手コンビニは22時からの深夜帯にレジの点検や賞味期限チェック、品出しを行っているが、夜中は閉めるセイコーマートは作業を減らして日中に行っている。人気の商品にしぼり、品出しの回数を減らし手間を省く。カップめんの種類は大手コンビニの3分の2だ。

   ポスターは吊り下げるタイプのフレームに入れ、テープをはがす手間を省いて張り替える時間を3分短縮。さおを輪に通すのに2分半かかっていたのぼりの入れ替えも、生地そのものを筒状にすることで30秒で済むようになった。

   人件費や光熱費を抑えることで過疎地にも出店が可能になった。北海道滝川市の人口800人ほどの集落に昨年オープンした店舗は、7時から23時までの営業で、近くに店がなく不便さを感じていた住民から愛されている。それまで地元住民は大手コンビニにも出店を求めていたが、採算が取れないと断られていた。

24時間が前提の流通・小売りシステム

   セコマ代表取締役社長の丸谷智保さんは「24時間やっていれば誰かが仕事をして、誰かのために負担をしています。便利だけれど、消費者はそこまでの便利を本当に望んでいるのか。今の時代何でもかんでも24時間を強く望む人はあまり多くなくなったんじゃないでしょうか」と話す。

   でも、どのコンビニも同じようにできるわけではないと田矢さんは指摘する。セイコーマートは1000店規模と比較的小さいからこそ、本部がきめ細かく管理できるという。

井ノ原快彦キャスター「1万店規模の会社だと難しいことですか」

田矢さん「全国になるので、管理がなかなか難しいですね。現状ではコンビニは24時間営業の前提で、物流などすべてのビジネスも24時間を前提に考えているので、簡単ではないと思います」

ピコ花子

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