2018年 12月 10日 (月)

朝日新聞阪神支局襲撃31年―NHK入手の「極秘捜査資料」最新IT分析で犯人あぶり出せないか
<未解決事件 fille 06 赤報隊事件② ドキュメンタリー>(NHK総合)

印刷

   未解決のまま31年も経った朝日新聞阪神支局襲撃事件のドキュメンタリー。世に名高いこの事件の経過は省略する。筆者が特に惹き付けられたのは竹下登首相のくだりである。中曽根康弘も靖国参拝で赤報隊に脅されたが、竹下には9年間も脅迫状が島根の実家に送りつけられていた。だが、「脅迫されること自体、総理のマイナスイメージになる」と島根県警は上層部が<特段の配慮>をして、指紋も取らず机の引き出しに入れたままで放置した。結果、兵庫県警の捜査員にも知らされなかった。今でいう『忖度』をしたわけだ。

   そういえば筆者には思い当たる節がある。耳のデカい猿のような風貌の竹下を筆者は特に嫌いだったが、それは、彼が1億円の金塊を地方にバラ撒いたり、お付きを連れてニコニコ行幸(!?)したりしていた割には、いつも目が笑っていなくて、背後霊のような暗さが彼に付き纏っていたからである。彼には何か屈託があると感じていた。今にして思えば、竹下の心に常に恐怖が存在したのか。

   91歳の元内閣官房副長官・石原信雄に「民主主義は我慢強さが必要」と最後に言わせているが、こちらは我慢しても、有無を言わせぬテロリストに我慢強さは求められない。何よりも事件の犯人を挙げることこそが抑止になる。2000Pに及ぶ極秘の捜査資料から、最新のIT技術を使い新しい発見がもたらされないものかと期待する。(放送2018年1月28日21時~)

(黄蘭)

採点:2

注目情報

PR
J-CAST会社ウォッチ会員向けセミナー
しごとの学校
  • ついに第1号か!? GDPR違反で巨額制裁金 課される企業はあの......

  • 「就活応援」トークライブ北条かや×石渡嶺司の「会社に騙されないシューカツ」

  • 追悼
    J-CASTニュースをフォローして
    最新情報をチェック
    電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中