2024年 4月 20日 (土)

高梨沙羅、悲願の銅メダルの陰に身長のハンディ克服あり ライバルとスピードの違いが歴然

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ライバルは20センチも背が高く、スキー板も長い

   この4年間で状況は大きく変わった。W杯で記録となる54勝目が出ない。今シーズンは10戦して1度も勝っていない。ライバルの急成長だ。ノルウェーのマーレン・ルンビ、ドイツのカタリーナ・アルトハウスが常に高梨の上をいく。技術もあるだろうが、高梨には大きなハンディがある。身長だ。

   ルンビの171センチに対して高梨は152センチ。スキーの長さは身長の145%までと決まっているから、242センチと220センチの違いになる。助走のスピードは、体重の重いほど、スキーが長いほど速い。時速0.2キロ違うと、距離は約1メートル伸びるという。

   高梨選手はこのハンディを克服するために、風の抵抗を抑えるため姿勢を低くするなど工夫を重ねてきたのだが、この日の2人のスタートから踏切までの映像を並べると、ルンビの方ははるかに早く飛んでいた。スピードの違いが歴然としていた。「今のままでは、彼女たちに勝てないと思った。改善しないと」。

   小倉が「勝たせてあげたかった。2年前なら、沙羅ちゃん圧勝していた。あの2人(ルンビ選手ら)は体も大きいし、ジャンプ力もあり、ミスをしない」と悔しそうにいった。

   高梨選手は14日には帰国する。札幌の大会、W杯と新たな戦いが始まるのだという。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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